スマホ依存、睡眠にも悪影響 若者の4割がスマホ中毒 英研究

Syda Productions / Shutterstock.com

 イギリスでの調査により、スマホ依存になっている若者ほど夜に熟睡できていないことがわかった。学生の4割が依存状態になっており、もはや特殊な症例というわけではない。深夜1時を回ってもスマホを触っているようだと、依存のリスクは3倍に高まるのだという。人種別ではとくにアジア系がスマホを触りがちという傾向が出ており、イギリスでの調査とはいえ他人事ではないようだ。

おすすめ睡眠サプリ2021 人気の睡眠サプリを徹底比較

◆4割がスマホ依存 うち7割が睡眠の質低く
 調査はイギリスの名門校であるキングス・カレッジ・ロンドンの研究チームが実施したもので、結果は精神医学の学術誌『フロンティア・イン・サイカトリー』(3月2日)上で発表された。

 チームは同大学で学ぶ18歳から30歳までの学生1043名を対象に、主に対面形式でアンケート調査を実施した。アンケートはスマホ中毒を判定するための既存の質問セットをベースにしている。「スマホのせいで授業に集中するのが難しいと感じることがあるか」など10項目を質問し、「まったくあてはまらない」から「常にあてはまる」までの6段階で回答する形式だ。回答を集計しスマホ中毒度を判定したところ、回答者全体の実に約4割がスマホ中毒の状態であることが判明した。

 さらにチームは睡眠の質との関連を探るため、同じ回答者たちに対して平日の平均睡眠時間と睡眠の質などを訊ねた。結果を分析したところ、スマホ依存の学生のうち睡眠の質が低い割合はおよそ7割に上ることが判明した。非依存グループでは約6割だったことから、スマホ依存が睡眠の質の低さを招いていると研究グループは結論づけている。

Text by 青葉やまと