キム・カーダシアン、物議のバレンシアガ広告めぐり批判される ついに沈黙破るも……

Tinseltown / Shutterstock.com

◆2週間前にも同様の批判
 カーダシアンとバレンシアガは事件のつい2週間ほど前にも、同じく児童への性的虐待を想起させたとして批判を浴びている。BBCは、バレンシアガとアディダスのキャンペーンで用いられた広告写真の1枚において、書類のうえにハンドバッグが置かれていたと振り返る。問題はこの書類の方であり、拡大して見ると、子供のわいせつ画像にまつわる米最高裁の判決文であることが読み取れた。11月16日にバレンシアガが画像をソーシャルメディアに投稿すると、子供たちを性的に描写しているとの批判がアメリカで巻き起こった。

 米CNN(11月29日)は、バレンシアガがこれら2件に関する画像を各種ソーシャルメディアから取り下げ、謝罪文を掲載したと報じている。

◆ブランドとの関係は継続か
 カーダシアンは、このようなメッセージは自身の把握するところではなかったと釈明している。ソーシャルメディアへの投稿を通じ、一人の母親として「不穏なイメージに衝撃を受けた」と述べている。カーダシアンはバレンシアガとの関係を見直しているとしたが、騒動からしばらく沈黙を保ったことについては、キャンペーンに嫌悪感を抱いたからではないと明言した。まずはチームと話し合いの場を持ちたかったためだと説明している。

 このコメントを受けてデイリー・メール紙は、カーダシアンが「小児性愛スキャンダルの後、バレンシアガとの関係を断つことを拒否」したと報じている。カーダシアンは事件後ソーシャルメディア上において、子供たちの安全を脅かすものは存在すべきではないとの強いコメントを発信している。だが、画像をすでに撤回したバレンシアガの対応については満足しているとも心境を綴った。

 アンバサダーとはいえ、広告内容の詳細まで把握できていなかったというのが実情のようだ。だが、普段からお騒がせセレブとして知られる彼女だけに、世間の反応は冷たいものとなった。

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Text by 青葉やまと