ダイアナ妃、死の2年前に事故死を予測 死後6年金庫に眠っていた「ミシュコン・ノート」
◆金庫に眠っていた重要証拠
このメモは長らく、警察の捜査において活用されることはなかった。英デイリー・メール紙(8月20日)は、ミシュコン氏がダイアナ妃の死の翌月、ロンドン警視庁の警官に会いメモを音読して伝えたと報じている。だが、ロンドン警視庁は事故現場であるフランス当局に、メモの存在を伝えることはなかった。同紙によると、同乗していて死亡した恋人のドディ・フェイド氏の父親の代理人は、メモが捜査上重要であるにもかかわらず、イギリス警察が「金庫にしまい込み表に出さなかった」と憤慨している。
その後、ロンドン警視庁の警視総監が交代し、新たに着任したジョン・スティーブンス氏が金庫に眠っていたメモを発見する。スティーブンス氏はメモの重要性に着目し、ミシュコン氏から3度にわたる聞き取り調査を実施するが、事故死との結論を覆すには至らなかったようだ。インデペンデント紙によると、メモを取ったミシュコン氏自身さえ、ダイアナ妃が被害妄想に駆られていると考えていたという。
◆警察は「100%」事故を否定
ダイアナ妃の自動車事故は、事件性のない事故という形で片付けられている。インデペンデント紙によるとスティーブンス氏は、警察による調査結果をもとに、単なる事故だと「100%」確信していると述べている。
英デイリー・メール紙は、ダイアナ妃の死後に囁かれた104通りもの陰謀論が、その後の調査によりすべて否定されたと報じている。ダイアナ妃の最期をあまりにも克明に予期したミシュコン・ノートは、単なる偶然の産物だったのだろうか。
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