世界を席巻、BTSの人気の秘密は? 他グループと一線を画す独自の戦略

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 韓国が生んだボーイ・バンド「BTS(防弾少年団)」が、母国や日本だけでなく世界で一大旋風を巻き起こしている。今年リリースしたアルバム『Map of the Soul: 7』は米ビルボード200のトップに昇り詰め、チャートトップの獲得はアメリカに進出したここ2年弱のあいだで4度目という破竹の勢いだ。その人気の秘密は、従来のアイドル歌唱グループの常識を壊すユニークな活動スタイルと音楽性にある。

◆メンバーのアーティスト性が見えやすく
 アメリカでのK-POPブームはいまに始まったものではなく、1990年代後半から2000年代にかけてBIGBANGなどのグループが認知度を広げ、ブームを巻き起こしてきた。しかしウォール・ストリート・ジャーナル(以下WSJ)は、BTSはこうした商業的に完璧に演出されたアーティストたちとは異なる路線を行き、だからこそ異例の成功を収めたのだと分析している。グループとしての統一感を追求する従来の手法を捨て、BTSはメンバーの個性とクリエイティビティを売りにする路線を歩んだ。作詞からダンスの振付に至るまで事務所とスタッフに任せず、メンバーが積極的に関与するといった具合だ。こうしたオリジナリティ重視の気風がファンの心に響いている。

 とくにその創造性を伝えるツールとして彼らはダンスを重視しており、当然ながら徹底的な練習を積み重ねている。英BBCは、初めてのミュージック・ビデオの撮影に臨んだ際には一日に12時間から15時間ほどの猛烈なトレーニングを行い、納得の行くまでブラッシュアップを続けたと紹介している。グループの振付を担当するソン・ソンドゥク氏は、ミュージック・ビデオこそがファンにアーティストのメッセージを伝える最も重要なツールの一つだと位置づけており、そのクオリティには並ならぬこだわりを感じさせる。

Text by 青葉やまと

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