もともと真夏の東京は無理……IOCのマラソン場所変え案、海外から批判の声

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 国際オリンピック委員会(IOC)は16日、東京五輪のマラソンと競歩を、札幌に移すことを計画中だと発表した。予想される猛暑の影響を和らげるための対策だが、以前から東京の夏が過酷すぎるという批判はあった。候補地選択の時点でこの問題を軽視したIOCと東京の姿勢が問われている。

◆選手のため IOCが驚きの新提案
 IOCによれば、札幌開催案は暑さ対策として取っているさまざまな対策の一つで、すでに国際陸上競技連盟にも連絡済みということだ。気候の影響に関するIOCの作業部会では、5000メートル以上の長距離競技は午前の部ではなく午後の部に行うこと、マラソンと競歩はスタート時間を早めることを推奨していた。

                                                                                                                 

 IOCでは、暑さの件は東京が立候補して以来考慮しており、状況は継続して監督してきたという。今回の提案は、全般的状況の変化を考慮したもので、アスリートの健康とパフォーマンスを第一にした決定だとしている。IOCのトーマス・バッハ会長は、アスリートにとっては、五輪は一生に一度のパフォーマンスを披露する舞台で、彼らがベストを出せるコンディションを確約するための対策だとしている。

Text by 山川 真智子