「うちの子がイギリス英語話す!」アメリカから報告多数の「ペッパ効果」 ブタの家族が世界を席巻

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 ピーター・ラビットやくまのパディントン、きかんしゃトーマスなど、世界の子供たちに愛されているイギリス発のキャラクターは数多い。そして今、新たなイギリス生まれのキャラクターが世界を席巻している。ブタの家族が主人公の「ペッパピッグ」だ。世界の子供たちを魅了し、その影響力は「ペッパ効果」と呼ばれている。

◆アメリカの子供たちがイギリス英語に
 ペッパピッグは、4歳の子ブタの女の子、ペッパとその家族、そしてご近所の動物ファミリーとの日常を描いた幼児向けのアニメだ。2004年にイギリスでテレビ放送がスタートし、2018年の時点で180以上の国と地域で放送されている。

 その一つ、アメリカではあまりの人気に、見ている子供たちがイギリス英語を話し出す現象が出ているらしい。英紙デイリーメールによると、ツイッターなどのソーシャル・メディア(SNS)には、小さな子を持つアメリカ人の親たちが、「子供がなぜかイギリスのアクセントで話している」と報告する投稿が相次いでいる。あるツイッター・ユーザーは、「うちの子、ペッパピッグを見はじめて以来、アクセントをつけて話すのを止めないんだけど???」とツイートした。ほかにも、「ペッパピッグを見たあとに若干イギリス英語になる子って、ほかにもいますか? うちの娘はブタちゃんみたいに鼻も鳴らすけど、まぁこれは当然だね」などと書いたユーザーもいた。

 アメリカ人のライターで母親でもあるジャネット・マンリーさんはこれを「ペッパ現象」と呼んでいる。マンリーさんは、ミレニアル世代のママ向けのウェブサイト『ロンバー』で、「子供は1歳10ヶ月ごろからアクセントを身に付けるようになる」とする英プリマス大学の研究を掲載した英紙テレグラフの記事を紹介。子供のアクセントがそのままイギリス式になってしまう可能性は理論的にはある、とマンリーさんは書いている。とはいえ、子供たちはそのうちペッパピッグを卒業し、アメリカ英語で制作されているほかの番組を見るようになったら戻るはずなので心配は無用だ、としている。

Text by 松丸 さとみ