「反吐が出るほど嫌いだ」エミネムのトランプ批判、なぜ大きく注目されたのか

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 1990年代後半、2000年代前半に一世を風靡したエミネムが、ここに来て再び注目を集めている。トランプ大統領の支持層と自身のファンがかぶっていると言われている彼が、政権を批判したことが大きな反響を呼んでいる。

◆久しぶりに脚光を浴びたエミネム
 10月に開催された「BET ヒップホップ・アワーズ2017」で話題をさらったのは、受賞者たちではなく、4分間のフリースタイル「The Storm(嵐)」を披露したエミネムだった。移民問題、汚職、銃規制、白人優位、NFL論争など、様々な問題を抱えているドナルド・トランプ大統領を批判した内容で、他ラッパーたちから熱狂的に支持された(ガーディアン紙)。

 エミネムが各紙の一面に取り上げられるのは久しぶりのことだ。

 2009年に発売の「Relapse (逆戻り)」や2010年の「Recovery(回復)」は、今世紀最大の売上を誇るアルバムの一つであるし、最新アルバム「Revival(復活)」のスペシャルゲストにビヨンセやエド・シーランを呼べるほど、まだまだ大物である。

 絶頂期の2002年は、その一年の間だけでも、ニューヨーク・タイムズ紙で153回議論されるほどであった存在である。

 そしてここで再び、フォックス・ニュースからフォーチュン誌まで、至るところで議論されるほどの注目を集めることになった。

Text by 鳴海汐