ホームステイ先で日本人が出会った家族 話が噛み合わず追い出される

画像はイメージ(Flicker/ Kelly

留学中の滞在先はQOLを大きく左右するものです。

【画像】ホームステイ先から追い出された日本人留学生の話

特にホームステイをしながらの留学に憧れを持つ人は少なくないでしょう。

しかし、ホームステイは時に大きなトラブルの元となります。

ホームステイ先から追い出された日本人留学生

カナダに留学中のノア(@worldwakuwaku__)さんは、ホストファミリーから家を突然追い出されたとXに一連の流れを投稿し、注目を集めました。

ホームステイ先に到着した日から、「ビジネスライクな雰囲気を感じ取った」というノアさん。

シャワーや洗濯料金、消灯時間等、12個のハウスルールが記載されたプリントを受け取りました。

その1週間後、ノアさんとホストファザーの間のルール認識に齟齬があり、ノアさんがシャワーを浴びせて貰えないという事態が発生。

ノアさんは冷静に話そうとするものの、「ハウスルールを守れないなら今すぐ出ていけば良い」と物凄い剣幕で怒鳴るホストファザーを見て、違和感を抱き始めたといいます。

追い出し事件の発端となったのは、ホームステイ開始から1ヶ月ほど経ったある日です。

ノアさんの洗濯物が乾かなかったため再度乾燥機にかけようとしたところ、ホストマザーに半強制的にもう一度洗濯機にかけられたといいます。

ハウスルールに「洗濯機の使用は2度目以降5ドルかかる」という項目があるため、追加支払いが必要かホストマザーに質問したところ、「大丈夫」との返答。

しかし、その2週間後にホストマザーがこの日の洗濯について追加で5ドル支払うように要求してきたそうです。

「当日の確認で追加支払いは不必要となったはずでは?」とノアさんが聞くも、「ハウスルールを知っているよね?」と話が噛み合わない様子。

平行線を辿る話し合いが5分ほど続いた挙句、ホストマザーは突然地団駄を踏み出し自分の髪の毛を掻きむしる等、激しい怒りを顕にしました。

そしてホストファザーと2人でノアさんに対し、今週分の洗濯を禁止する、と宣告しました。

ノアさんが拒否すると2人の意思は固く、結局従うしか無かったといいます。

このようなトラブルに加え、元より18時半帰宅や入浴時間の制限等のルールにより交友関係にまで支障をきたしていたことで、ノアさんのストレスは蓄積していきました。

そして翌日、ついにホームステイ先で泣いてしまったといいます。

それを見たホストファザーと話し合いになるも、結局「自分達の家だから自分達のルールを守る必要がある」と言われ、諦めてしまいました。

その晩、ノアさんは初めてホストファミリーに連絡せず夜遅くまで友人のホームパーティに参加。

すると翌朝、ホストファザーから「話がある」と言われたそうです。

前日の話し合いで何も変わらなかったため、ノアさんはそれを拒否して立ち去りました。

すると、ホストファザーは顔を怒りで真っ赤にしながら興奮気味にノアさんを追いかけ、「今すぐ出ていけ!」と怒鳴ってきたのです。

ノアさんは語学学校直属手配によりこのホームステイ先と契約していたため、「今日は日曜日で学校が対応できないから無理、明日スタッフと話す」と断るも、「今出ていかなければお前の荷物を全て家の外に出す、そうすれば俺はハッピーだ」と脅されました。

これを受けて、ノアさんは即日でホームステイ先を出ることを決意。

学校を通さない決断のため、4月分のホームステイ費用は返金されたものの、その日からの宿泊代や移動費用は自腹になったそうです。

ノアさんは「異国の地でのホームステイではこのようなことも実際にあると、ホームステイを検討している人に知って欲しい」との思いからトラブルの顛末をXにて発信したといいます。

ホームステイの選び方として語学学校を経由するものやエージェントに依頼するもの、現地の新聞や広告から応募するもの等、様々な方法があります。

いずれにしても、実際にステイを開始する前に仲介スタッフと入念に話し合いをし、ステイ先の情報を最大限提供してもらうことは必須です。

また、ホームステイ先でトラブルが起きた場合やステイ先の変更を余儀なくされた場合に備えて、仲介スタッフと解決策を予め考えておくことも求められます。

しかし、事前にできる対策にはやはり限界があり、いざ実際にホームステイが始まってから仲介スタッフも対応できない問題が発生した、というケースも多くあります。

ノアさんは、「少しでも違和感や身の危険を感じたら、我慢せずに早期にエージェントや学校のアコモデーションスタッフに伝え、移動することが望ましいと思います」と話しました。

ホームステイと聞くと、ついつい無条件に密な関係が築けると思いがちですが、国籍に関わらず他人と生活習慣を合わせるのは困難なものです。

小さな違和感を見落とさず、トラブルの予兆を感じたらすぐに周りに助けを求めましょう。

Text by 楊文果