外国人への差別や人権侵害を感じる人は2割程度 日本人のモラルのなさを気にする声も上がる

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2024年3月19日、千葉県が実施した「人権問題に関する意識調査」の結果が公表されました。

外国人に対する差別に関し、6割以上の調査対象者が差別を感じていないことが明らかになっています。

外国人への差別を感じる人は2割程度に

調査は同年1月22日から31日にかけて、千葉県に住む300人を対象に実施。

すべての県民の人権が尊重される元気な県を目指し、人権尊重の視点に立った施策を推進するための取り組みの一環として行われたものです。

設問の中に、外国人の人権問題に関し「自身を含む身近で差別や人権侵害があると感じたことがあるか」というものがありました。

「度々感じた」「たまに感じることがあった」と答えたのは2割台半ばという結果に。

最も多かった回答が、「ほとんど感じることがなかった」の42.5%。感じないと答えた人は全体の6割台半ばいることがわかりました。

2022年度の調査と比較すると、「感じた」と答えた人が全体の1.8%増加し、「感じなかった」と答えた人が、4.5%減少したという結果になりました。

また、「度々感じた」「たまに感じることがあった」と答えた人を対象に、内容について深掘りしています。

「ヘイトスピーチや悪口で名誉や信用を傷つけられた」と回答した人が40.6%と最も多く、「相手の態度や発言で傷つけられた」「就職・職場で不利な扱いを受けた」と答えた人が共に29.7%でした。

他差別を感じた状況に、「自治会の民泊ができる時、『外国人が宿泊』への反対運動が起こった」や「修繕業者の言動に外国人労働者への不適切な言動が見られた」といった内容も挙がっています。

人権問題についての意見では、「技能実習生の受け入れで、日本人のモラルのなさがどう見られているか心配」などと感じている人も。

国際社会の中で日本が果たすべき役割について考える上でも、外国人に対する理解と尊重が重要であることを再確認する機会となったのではないでしょうか。

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Text by 本間才子