世界一売れている「平凡なクルマ」 トヨタ カローラが愛され続ける理由とは?

◆経済性で購入後押し
 カローラの驚異的な売り上げを支えるセールスポイントのひとつは、その抜群の経済性だ。米カー・バズ誌はシリーズのおもな魅力として、手ごろな価格と燃費性能の良さを挙げる。参考までに日本における価格を紹介すると、エントリーモデルが税込193万円台からという非常に手頃な設定となっている。

 自動車の購買情報を専門とする米モーター1誌は、クルマの購入にあたり燃費がおもな検討項目の一つだと指摘したうえで、カローラはこの点においても抜かりがないと評価している。米市場向けの2020年モデルの燃費性能は、ガソリン車・高速道路モードで17.0km/L、同・市街地モードで12.8km/Lと上々だ。ハイブリッドモデルに至っては、21.2km/Lを超える数値となる。

 このほか、トータルでの維持費用も割安だ。カー・バズ誌は、カローラの5年維持コストを2万9000ドル(約305万円)前後だと紹介している。極端な比較だが、高性能スポーツカーであるシボレー コルベット C7 スティングレイの5年維持コストは5万8000ドル(約610万円)を超えており、カローラの2倍となる。より近しいグレードと比較した場合でも、小型セダンのヒュンダイ エラントラで3万1000ドル(約326万円)超となっていることから、依然としてカローラの方が1割近く費用をセーブできる計算だ。

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Text by 青葉やまと

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