「これこそ優れたオールラウンダー」ヤリスクロス新型、英誌期待「驚きと喜び与える」
◆欧州ではハイブリッドのみ
国内ではガソリンモデルを併売するヤリスクロスだが、欧州ではハイブリッドモデルのみの販売となる。やはり流行に乗ってハイブリッドを手に入れたいというニーズは強いようで、オート・エクスプレス誌は「購買のトレンドからして、ハイブリッドのみを用意するパワートレインは納得がいく」と捉えている。
新型は最新の第4世代ハイブリッド・パワートレインを搭載しており、英カー誌(6月24日)は「ハイブリッドのドライブトレインが真の経済性をもたらす」と評価し、「ヤリスクロスは第4世代のハイブリッド・ドライブトレインにより、驚きと喜びを与える能力を備えている」と述べている。テストドライブでは、1.5L3気筒エンジンがスムーズでストレスなく動き、「E-CVTのトランスミッションおよびモーターと美しく調和」していたという。同誌は新型ヤリスクロスを実のある一台だと見ており、「近年かなり多くの小型ファミリーカーが売りにしている、SUVに似せた取るに足らない要素のことは忘れよう。本車こそが利口で優秀なオールラウンダーなのだから」と総括している。
◆今秋登場予定
新型ヤリスクロスは5つのグレードを用意し、基本価格は2万2515ポンド(約344万円)から3万545ポンド(約467万円)となる。基本的な装備を網羅するエントリーモデル「アイコン」に加え、一つ上位の「デザイン」はLEDヘッドライトなどでアクティブな週末をサポート。「エクセル」はダークグレイのアロイホイールが街中での存在感を引き立てる。デザイン性と快適さを追求し、さらに上位の「ダイナミック」「プレミア・エディション」も用意した。
イギリスでは現在予約販売中で、納車時期は9月以降を予定している。
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