◆日本モデルへの評価
　北米の自動車ランキングでは日本車が多くを占めるケースがままあるが、本ランキングも例外ではない。レクサスを別にしても、トップ10の半数をトヨタブランドが占めている。ブラウア氏はここ10年ほどハイブリッドの発売に力を入れてきたトヨタの努力を評価しており、長年の開発実績が顧客満足度に反映された形となっているようだ。

　ほか、スバル、レクサス、ホンダを含めると10モデルのうち実に8種が日本ブランドとなっており、日本車に強い愛着を持つオーナーが多いことが読み取れる。トヨタ以外では、熱心なファンを擁するスバルの健闘が目立つ。本ランキングで7位に入ったアウトバックについてブラウア氏は、ステーション・ワゴンの利便性とSUVの全天候型の頼もしさを共存させたモデルだと評価している。同時に発表されたブランド別満足度調査でスバルはフォルクスワーゲンに次ぐ2位となったほか、1月に米ケリー・ブルー・ブックが発表した再販価値の高いブランドランキングで1位に、3月に米コンシューマー・レポート誌が発表したブランド別満足度でも1位になっている。

　日本車への変わらぬ信頼と、ハイブリッドという新たなトレンドが見える調査結果となった。

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