新車も中古車も品薄高値 米でピックアップトラック人気が過熱

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 ピックアップトラックは、前方に乗員スペースがあり、後方に屋根のない荷台がついた小型貨物車両の一種だ。日本だと軽トラをイメージしてしまうが、アメリカでは街中でも運転できるおしゃれなトレンディ車としてSUV(スポーツ用多目的車)と並んで人気がある。コロナで落ち込んだ車の販売が回復しつつあるなか、ピックアップトラックを欲しがる人が多く、供給が需要に追いつかない状況になっている。

◆コロナで車を見直した? 販売好調
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)によれば、アメリカではコロナの影響で落ち込んでいた自動車のセールスが、第3四半期でリバウンドを見せている。1年前と比べれば、多くの自動車会社のセールスは減少しているが、9月の販売はパンデミック前の今年初めのペースに戻りつつある。

 買い替え需要もあるが、ロックダウンを経て、公共交通機関やライドシェア(相乗り)に頼らず自分で運転するほうが安心と気がついた、これまで車を持っていなかった人の需要も増大した(CNBC)。とくにピックアップトラックやSUVが復活をけん引しており、予想以上の回復ぶりとなっている。

 自動車ニュースサイト『The Truth about Cars』によれば、第3四半期の新車販売の16%がフルサイズのピックアップで、その販売ペースは2019年とほとんど変わりはないほどだ。WSJによれば、消費者の関心は高価格帯の新型ピックアップに向かっているという。フルサイズのピックアップは利益率が高く、業界にとってもうれしいニュースだ。

Text by 山川 真智子

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