日産タイタン、2020年モデルで飛躍なるか 現地メディア「驚くほど価値ある改良」

 日産が北米で展開している大型ピックアップ・トラック「タイタン」に、2020年版が登場した。大容量の運搬能力で人気を集めるピックアップトラックはアメリカで強い人気を誇る市場であり、フォードのFシリーズやラム・トラックスが販売するラム、ゼネラルモーターズがシボレーブランドで展開するシルバラードなどの強豪がひしめく。各種商品をレビューする米ギア・パトロール誌(3月23日)は、日産 タイタンは馬力などのスペックではこれらのレベルに準じているものの、売り上げ台数で水をあけられてきたと評する。今回導入された2020年型の新モデルで巻き返しはなるだろうか。

♦︎内外ともに充実のアップデート
 ギア・パトロール誌は、「日産 タイタン2020年型はもっと敬意を払われるべき」との記事を掲載している。2020年型では北米日産は、V8ターボディーゼルエンジンと旧型の7速ATを思い切って撤廃する一方で、9速ATの導入やエクステリアとインテリア両方のブラッシュアップなどを施した。これらを受けて同誌は「しかしながら、このピックアップトラックの第2世代となる2020年型には、驚くほど価値のある改良アップデートが施された」と評価している。

 同じく米CNBC(3月14日)も、改良を肯定的に捉えているようだ。記事では「日産 タイタンの登場から10年ほど経つが、大型トラックの市場においてかなり小さな存在であった」「拡大を続ける大型ピックアップトラックのセグメントのなかで、日産ほどよく忘れ去られる企業はいない」と、まずはこれまでの状況を率直に分析している。アメリカブランドに忠実なユーザーが多いことが苦戦の一因となっているようだ。そのうえで新型タイタンについてCNBCは、「2020年のアップデートでより洗練され、価値が向上した」と評価する。新型は先述の改良点に加え、400hp(406馬力)の自然吸気V8エンジン、進化したインフォテイメント・オプション、充実の安全装備などを搭載し、さらに完成度を向上した。

Text by 青葉やまと

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