ホンダ・新型「フィット」、可愛くなって従来の良さも継承……英メディアの反応

Koji Sasahara / AP Photo

♦︎フィットの特長を堅持
 全モデルハイブリッドという大胆な構成となったフィットだが、これまで評判の高かった使い勝手の良さはしっかりと受け継がれている。オート・カー誌は広めの室内空間と大きなドアなどを挙げ、従来通り日常使いに最適な取り回しの良さを歓迎している。「電気モーターとバッテリーが導入されても、ジャズ(日本名フィット)の伝説的な実用性は変わることがない」と述べる同誌は、パワートレインが変わってもシリーズの良さを見失っていない点を高く評価している。

 ゆとりある空間の維持は、入念な設計がもたらしたものだ。オート・エクスプレス誌は、シャーシ内およびエンジンベイ部分に配置されたハイブリッドシステム、および床下に格納された燃料タンクなど、配置上の工夫を列挙している。以前からフィットは快適で広々としたスペースを特色としているが、その維持には設計上の工夫を要したようだ。

 ちなみに、前モデルよりも親しみやすくなったデザインも好評だ。英BBCの自動車番組「トップ・ギア」の記事(10月23日)は、現行型にはスポーツカーの後追いのような雰囲気があったと評した上で、「ホンダは新型車ではシャープなエッジを避け、愛きょうのある可愛らしいフェースを与えている」と述べている。

♦︎細部の改良も
 そのほか細かな改良点として、Aピラーがより細くなっており、視界向上と軽量化に貢献している。オーディオシステムはAndroid AutoとApple CarPlayに対応し、タッチスクリーンでの操作となる。こうした先進のテクノロジーを盛り込んだほか、インテリアの高級化も果たした。フロントシートには、長距離ドライブでの疲労を軽減する新型のボディースタビライジングシートを採用している。また、安全システム「ホンダ・センシング」に前方ワイドビューカメラを新たに追加するなど、安全性の向上にも力がこもる。

                                                                                                                 

 新型ホンダ・フィットは、最も入手しやすいベーシックから最上位のリュクスまで、日本では全5グレードで展開する。国内販売は2020年2月に開始予定となっている。

Text by 青葉やまと