公道仕様で最もパワフルな「マスタング」がデトロイト・モーターショーで発表

2020 Mustang Shelby GT500 Carbon Fiber Track Package / Ford

 今年は1月14日〜27日の期間で開催された、デトロイト・モーターショーで公道仕様のマスタングとして最もパワフルなマスタング「シェルビー・マスタングGT500」が発表された。「シェルビー・マスタングGT500」は、フォード・マスタングをベースに開発された高性能モデルで、歴代マスタングの多くに用意されてきた最強グレードである。今回の発表は昨年のデトロイト・モーターショー2018で予告されていたもので、GT500としては、2014年に生産終了した2013年型のシェルビーGT500に継ぐモデルだ。

 先代シェルビーGT500は、当時の最もパワフルなマスタングとして、5.8リットルV8スーパーチャージャーを搭載し、最大出力662hp、最高時速322kmを誇ったが、今回の2020年型シェルビー・マスタングGT500は、先代を超える、最大出力700hp、時速約100kmまでの加速が3秒台半ばという性能を達成し、最もパワフルなマスタングとしての地位を塗り替えた。

                                                                                                                 

◆シェルビー・マスタングの「シェルビー」とは
 マスタングと言えば、V8エンジンを搭載するハイパフォーマンス・アメリカ製スポーツカーの呼称として定着している、「マッスルカー」を代表する車種だが、その中でも「シェルビー・マスタング」は特別な存在だ。

 シェルビーとは、F1の経験もある元レーシングドライバーで、レーシングカーデザイナーの「キャロル・シェルビー」の名であり、シェルビー・マスタングは、マスタングをベースにキャロル・シェルビーが手がけた、いわゆるレース向けのチューニングカーである。1965年から1969年まで製造され、フォードの懐古路線戦略により2006年に復活した歴史を持つ。

 キャロル・シェルビーは、レーシングカーデザイナーとしてシェルビー・マスタングの他、シェルビー・コブラなど後世に残る数々の名車を創り上げ、1991年には国際モータースポーツ殿堂入りを果たしている。

Text by NewSphere 編集部

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