中国が4日以内に尖閣奪取……米シンクタンクが描くシナリオ、8フェーズ

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◆尖閣奪取シナリオのポイント
 これを見たとき、まず那覇空港への巡航ミサイル攻撃がやはり衝撃的だ。那覇空港は日本有数の空港であり、利用する日本人もきわめて多い。那覇空港は自衛隊との併用空港であり、先島諸島のどこかで軍事的な衝突が発生した場合、まずは那覇空港が拠点となる。

 そして、このシナリオを見ると、米軍は何もしないのか、と思う人も多いことだろう。確かに、日米安全保障条約には5条で米国の対日防衛義務が明記されている。しかし、重要なのは、では米軍がどこまで具体的に協力するかという「程度」についてはまったく書かれていない。積極的に協力するかもしれないし、消極的な協力に留まるかもしれない。要は、そのときの米政権の政策判断によるのであり、我々日本人はそういった勝手なイメージからまずは脱却しないといけない。

 中国の国力と国境は比例するとも言われるように、軍事力によって自信を深めた中国は、今後いっそう海洋進出を進めてくる。そして、そうなれば偶発的な衝突が発生するリスクは必然的に高まることから、日本としては、米国を極東安保に関与させ続ける戦略をいっそう考える必要がある。

次は 中国、「世界初」無人水陸両用車両を配備 南シナ海、尖閣での使用を想定か




Text by 和田大樹

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