米のファーウェイ狙い撃ち、困るのは誰? 中国が報復ならアップルに危機も

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◆グーグルが使えない ファーウェイの野望終了?
 今回の政府の決定を遵守し、グーグルはハードウェア、ソフトウェア、主要技術サービスの提供を含むファーウェイとのビジネスを停止した。これによりファーウェイはグーグルの専売であるアンドロイドOSや各種サービスのライセンス権利を失うことになる。

 これは、スマホでは世界第2位のシェアを持ち、トップの座を狙っているファーウェイにとって大きな打撃だ。ファーウェイはアメリカ国内での知名度はないが、低所得者層向けの安価なスマホと、アップルやサムスンの上位機種のセールスを奪う高級モデルで、ひそかに業界のスターとなったとAPは述べる。販売の13%は欧州向けだ。CNBCによれば、2019年の第1四半期では、ファーウェイのスマホの49%が海外に出荷されている。

 Counterpoint Research社のリサーチ部長、ニール・シャー氏は、Google Playがプリインストールされなくなれば、ファーウェイは中国国外では第三者のアンドロイドアプリストアに頼らなければならず、これが問題だとする。アプリの種類や質に対する不安に加え、グーグルのセキュリティ上の保護がないことなどが、サムスンや他社のスマホと比べ明らかに不利だと述べる。ファーウェイが独自にアンドロイドと互換性のあるアプリストアを作ることもできるが大変な作業になるとし、現実的ではないと見ている。また、ファーウェイは独自のOSを開発中と発表しているが、アナリストのなかには、実行可能性に懐疑的な見方があるという(CNBC)。

Text by 山川 真智子

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