ロシアのカラシニコフ社が「自爆ドローン」発表 イスラエルは背負える小型を開発

Julian Herzog / Wikimedia Commons

◆イスラエルとロシアが小型自爆ドローンを相次いで発表
 自爆ドローンのシェアで世界をリードしているのはイスラエルだ。国営武器メーカーが複数の自爆ドローンを国内用・輸出用に製造販売している。25年前に世界に先駆けて開発されたイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)の「ハーピー」が最もポピュラーだ。さらに同社は今月、全長2.7m、運用重量135kgの「ハーピー」よりも一回り以上小さい「ミニ・ハーピー」を発表した。

 インドで開催された航空ショーでお披露目された「ミニ・ハーピー」は、「ハーピー」の4分の1の8キロの兵装を搭載する。兵装分と合わせた運用重量はわずか32キロで、人が背負って運べるサイズだ。飛行可能時間は約2時間、作戦範囲は100km。IAIは、ヘリコプターや艦艇からも容易に発射でき、約7万ドルの「ハーピー」よりもさらに安くなるとPRしている(タイムズ・オブ・イスラエル)。

 ロシアも、今月、アブダビで開かれた武器見本市「INDEX-2019」で、新型小型ドローン「KUB-BLA」を発表した。「ハーピー」などの先達も「ミニ・ハーピー」もジェット推進だが、こちらはプロペラ推進。低速で徘徊することが重視される自爆ドローンとしては、むしろ有効なローテクなのかもしれない。飛行速度は80km-130km、飛行時間30分。全長1.2m、積載量3kgと、イスラエルの「ミニ・ハーピー」よりもさらに小型で、直接のライバルとなりそうなスペックだ。

                                                                                                                 
Text by 内村 浩介