「店員に階段から突き落とされた」 客のウソ話に店が激怒

画像はイメージ(Flicker/ A Disappearing Act

若気のいたずら、あるいはフォロワーを獲得する狙いがあったのでしょうか。

バーで乱暴に扱われたという客のウソで、営業妨害を被っているとバー側が告白しました。

客の虚偽説明を店が証明

@hubbardinnchicago Response to the alleged incident. #hubbardinn #chicago #allegations ♬ original sound – Hubbard Inn

この被害を訴えたのは、シカゴにある「Hubbard Inn(ハバード・イン)」というバー。

女性客がこのバーで従業員の男性に腕をつかまれ、階段から突き落とされたと説明する動画をTikTokに投稿していました。

この動画が拡散され、ハバード・インの従業員に誹謗中傷のメッセージが届いたり、営業を妨害されたりしているというのです。

そこでハバード・インは、女性の告白がウソだということを証明する動画を投稿しました。

女性は動画で、「男の人に掴まれ、押されました」と話しています。

ところがこの後の監視カメラの映像には、男性が付き添うように歩いている姿しか映っていませんでした。

また女性は、「押し倒されて、階段から突き落とされました」とも説明。

しかし監視ビデオでは、女性は自ら階段を下り、男性から丁寧に出口へと案内されている様子が映っていたのです。

女性は「今までで最もクレイジーな体験でした」と、実際には起こらなかった出来事を偽るのでした。

ハバード・インは動画内のコメントで、「この投稿以来、スタッフと企業は暴力や危険をはらむ批判を受けています。私たちは12年間シカゴで顧客にサービスを提供している中小企業です」と記しています。

この投稿には、ハバード・インを支援するコメントが多く寄せられていました。

Text by 本間才子