落書きを注意されていた13歳の男の子に、皇太子夫妻やナイキなどが依頼

画像はイメージ(Flicker/ Automatomato

学校でノートや教科書に落書きをしながら、授業が終わるのを待っていた人は多いのではないでしょうか。

【画像】世界が注目する13歳の『落書き』

イギリスに住む13歳のジョー・ホエールくんは、学校でよく落書きを注意されていたそうです。

しかし絵を描くことが大好きな彼のために、両親はジョーくんを放課後の美術教室に通わせることにしました。

ナイキとコラボ、ウィリアム皇太子が依頼した13歳の落書き

自身を「ドゥードゥル・ボーイ(落書き少年)」と名乗り、Instagramで絵を公開すると、地元のレストランから店内の壁に絵を描いてほしいと依頼されます。

12時間かけて描き上げた壁画は瞬く間にSNS上で注目を浴び、多くのメディアに取り上げられるようになりました。

2022年にはスポーツブランドのナイキと契約し、有名アーティストに仲間入り。

さらにディズニーなどの有名企業とも次々とコラボし、塗り絵用のイラスト本も発売しています。

今では彼のInstagramのフォロワー数は17万人以上に上り、多くの人がジョーくんの作品のファンです。

ファンの中にはなんと、イギリス王室のウィリアム皇太子と妻のキャサリン皇太子妃も。

2020年にウィリアム夫妻が、コロナ禍で奮闘する医療スタッフに感謝を伝える列車ツアーを行った際、ジョーくんに列車の絵を描いてほしいと依頼しました。

彼は自身のウェブサイトで「食べ物やモンスター、エイリアンを描くのが好き」と語ります。

野菜や花、雲など身の回りのものが、彼の作品のインスピレーションになるそうです。

また絵を描くときには、必ず守るルールが1つあるとのこと。

それは「アートに正解か不正解はなく、創り出す時は自由に表現していい」ということでした。

ジョーくんの落書きに対する情熱はますます燃え続けていくことでしょう。

Text by 島田 そら