石垣島、「人気上昇中の観光地」で世界1位に 海外を魅了する“非日本的な”楽園

Dominique Bonnet / Shutterstock.com

 人気旅行サイト、トリップアドバイザーが発表した「人気上昇中の観光地」2018年度版で、沖縄県の石垣島が世界第1位に選ばれた。沖縄と石垣の大自然が海外からの旅行者を魅了しているようで、ランキングの他にも訪問を薦める記事が多数出ている。同じ南国であるハワイと比較されてきた沖縄だが、来訪者数で近くハワイを超えるとの予想もあるようだ。

◆ハワイを凌ぐ伸び率
 トリップアドバイザーは9日、「自然のままの青い海と白い砂浜」を誇る石垣島が、「人気上昇中の観光地」世界部門の第1位に輝いたと発表した。同サイト上のレビューをもとに、ホテル、レストラン、見所などに関する高評価数の年間の伸び率を指標にしたという。また、検索数と予約数の上昇割合を加味したとのことだ。2位につけたのはハワイののどかな村「カパア」で、注目度の上昇具合では石垣島がハワイを上回った形だ。

 テレグラフ紙では、沖縄の伝統衣装「かりゆしウェア」がアロハに似ていることなども含め、沖縄はハワイと比較されることが多かったとしている。訪問者数の増加率では、2016年に前年比10.5%増を記録し、2.9%に留まったハワイを大きく引き離した。訪問者の実数も877万人となっており、ハワイの893万人に迫る勢いを見せているようだ。ある国際的な旅行コンサルタント会社の社員は、間違いなくバリやハワイと比肩するようになるとコメントしているという。

Text by 青葉やまと