日本のレアアース戦略も参考に? 中国依存脱却に動くアメリカ

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 ウェブ誌『クオーツ』は、日本のやり方に学ぶべきだと述べる。

 2010年、尖閣諸島付近で中国の漁船が日本の海上保安庁の巡視船に体当たりする事件が起きた。日本が船長を逮捕し起訴しようとしたことから、対抗措置として中国は日本にレアアースの輸出制限を行った。困った日本はリスク分散のため、独立行政法人を通じて世界各地の鉱山プロジェクトを支援する策を取り、一定量のレアアースの権利確保を実現した。

 国連のデータによれば、日本は中国からのレアアースの輸入量を10年以内に90%以上から58%に削減。2025年には50%以下にすることを目指している。レアアースの業界団体、REIAの事務局長は、日本の相対的な成功が示したのは、独自のバリューチェーンを持つためには政府の支援が必要なことだと指摘。失ってしまった産業を、市場が呼び戻すことはできないとクオーツに述べている。

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Text by 山川 真智子