トランプ氏、負けても大統領の座に居座る? 建国以来初の「政権交代の危機」

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 現在、アメリカでは新型コロナウイルス感染拡大により11月の大統領選にも多少の影響が出ると思われている。しかし人々が普通にスーパーに行ったり、トランプ氏自身が学校再開を促している現状を考えれば、マスク着用やソーシャルディスタンスなどのルールを守ってさえいれば、感染拡大の危険を理由として選挙を実施しないという選択肢はないと思われる。

 しかし、トランプ氏が敗北し、選挙結果に疑問を呈して受け入れなかった場合、話は別である。実際、同氏は7月19日に放映されたFOXニュースのインタビューで、インタビュアーに「大統領選で敗北したら結果を受け入れるか」と聞かれた際、「わからない。イエスともノーとも言わない」と答え、物議を醸した。

◆「アメリカという実験は南北戦争以来最大の危機に瀕している」
 ハーバード大学法科大学院のローレンス・トライブ憲法学教授はニューズウィーク誌(電子版)で、「アメリカで240年にわたって続いてきた平和な政権交代が今回は行われないのではないかと憂いている」と語り、「アメリカという実験は南北戦争以来最大の危機に瀕している」と語った。

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Text by 相馬佳

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