イヴァンカを甘く見るな? 冷笑のなかを猛進するトランプ愛娘

Susan Walsh / AP Photo

 大阪で開催されたG20サミットが無事閉幕した。各国の要人に交じってメディアの注目を集めたのは、大統領補佐官として参加したトランプ大統領の長女、イヴァンカ氏だ。重要な会議にアメリカを代表して参加し、各国首脳同士のおしゃべりに割り込むその姿は縁故主義の賜物として批判を浴びているが、イヴァンカ氏はまったく動じることなく、着々とその地位を固めている。

◆親のコネで補佐官 トランプ政権の広告塔?
 イヴァンカ氏は、モデルから実業家へ転身。現在は、トランプ大統領の補佐官を務めている。アメリカではケネディ大統領時代、弟のボビー氏が司法長官に任命されたことをきっかけに、大統領の親族の雇用を禁止する反縁故法が成立した。ところがこれは連邦政府機関のみで、ホワイトハウスには適用されない。CNNは、いわば抜け穴を使って、トランプ大統領はイヴァンカ氏とその夫クシュナー氏に、ホワイトハウスでの要職を与えたと述べている。

                                                                                                                 

 ガーディアン紙のコラムニスト、スザンヌ・ムーア氏は、世界を回って女性のエンパワーメントを説くイヴァンカ氏は、トランプ氏にとってはファーストレディの代わりであり、ソフトなイメージを作る役割があるとする。トランプ政権には商品であり、トランプ・ブランドを普及させる小道具だと見ている。

Text by 山川 真智子