「笑顔はメイク」マリリン・モンローの名言で得る 人生を謳歌するヒント

「笑顔はメイク」マリリン・モンローの名言で得る 人生を謳歌するヒント

islavicek / Shutterstock.com

セックスシンボルとして多くの人々に愛された女優・マリリン・モンロー。自身をプロデュースし、マリリン・モンローというセクシーなキャラクターを確立させた彼女は、「後悔しない人生」を生きていた。今回は、今もなお人の心を魅了してやまないマリリン・モンローの名言を紹介する。

マリリン・モンローのプロフィール

本名ノーマ・ジーン・モーテンソン
(Norma Jeane Mortenson)
生年月日1926年6月1日
没年月日1962年8月5日(36歳没)
出身地アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
国籍アメリカ合衆国
身長168cm
代表作『七年目の浮気』『お熱いのがお好き』など
公式Instagram@marilynmonroe

マリリン・モンローの人生と活躍

マリリン・モンローはその華やかな見た目とは裏腹に、苦労の多い生い立ちで3度の離婚歴がある。女優としても活動開始後すぐにトップスターの座についたわけではない。マリリン・モンローの名言に触れる前に、彼女の人生や活躍について紹介する。

マリリン・モンローの生い立ち

マリリン・モンロー(本名:ノーマ・ジーン・モーテンセン)は1926年にアメリカ・ロサンゼルスで生まれた。家族構成も複雑で、母と前夫の間の子である兄と姉がいたが、兄姉と初めて対面したのは17〜18歳の頃である。

マリリン・モンローが2歳の頃両親が離婚、8歳の頃には母親が統合失調症を患い精神科で入退院を繰り返した。これにより幼いマリリン・モンローは孤児院や親戚、里親のもとで育つことになる。 

その後19歳でモデル事務所と契約し、モデルや女優として活動したりマリリン・モンロー・プロダクションの設立をしたりと活躍する。しかし36歳のとき、マリリン・モンローは自宅で睡眠薬の過剰摂取による突然の死を迎えた。

マリリン・モンローの結婚歴

1942年、当時住んでいたゴダード家が転勤により州外への引っ越しが決まり、孤児院へ戻らなくてはいけなくなったマリリン・モンローは、隣人だったジェームズ・ドハティと16歳で最初の結婚をする。しかしドハティとは4年で離婚に至った。

1954年にはヤンキースのジョー・ディマジオと結婚するも、わずか9カ月後に離婚。28歳のときである。

その後1956年、30歳のときに劇作家のアーサー・ミラーと結婚したが4年で破綻。1961年、ミラーが脚本を担当しマリリン・モンローがヒロイン役を演じた『荒馬と女』の映画公開直前に離婚した。

マリリン・モンローの活躍

活動初期はモデルとして広告や雑誌で活躍したが、俳優への転向後は事務所の契約更新打ち切りによりモデル業に戻るなど、すぐにスターへの道を歩んだわけではなかった。しかし演技派女優になりたいという意志のもと、演技指導を受け端役を演じ、努力の末にトップスターに上りつめる。こうして人気を博したマリリン・モンローは、ゴールデングローブ賞など複数の賞を受賞した。

主な受賞名受賞年作品名
ゴールデングローブ賞ヘンリエッタ賞1954年
1962年
ミュージカル・コメディ映画部門 主演女優賞1960年お熱いのがお好き
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞ゴールデン・プレート賞1958年王子と踊子
エトワール・ド・クリスタル賞(フランス)外国人女優賞1959年王子と踊子

魅力あふれるマリリン・モンローの名言を紹介

マリリン・モンローの名言には、マリリン・モンローの考え方や価値観を知れる言葉や、世の女性が影響を受けた言葉が多く存在する。今回は数ある名言の中から、とくに有名で影響力の大きい名言や、マリリン・モンローという女性をより深く知れる、心に響く名言を紹介する。

マリリン・モンローのシャネル5番にまつわる名言

「記者たちに聞かれたの。『何を着て寝ていますか?パジャマの上着?パジャマの下だけ?それともネグリジェ?』だから、私は答えたんです。まとうのはシャネル N°5だけ、と。それが真実だから…。それに、「ヌード」とは言いたくない。でも真実なの!」

シャネル N°5は香水であり、つまり寝るときは裸だと匂わせたのだ。この発言から、シャネル5番はセクシーな女性の香りとして有名になった。

マリリン・モンローのハイヒールにまつわる名言

「誰がハイヒールを発明したのかは分からないけど、すべての女性は彼にとても感謝しているわ!」

マリリン・モンローはどうすれば自分が美しく見えるかを考え、努力していたと言われている。この名言にあるようにハイヒールを愛し、あえてヒールの高さを左右で変えて腰を揺らして歩く「モンロー・ウォーク」を生み出した。

マリリン・モンローの笑顔・美にまつわる名言

マリリン・モンローの写真には、笑顔のものが多い。彼女の人生は常に幸せだったとは言えないが、笑顔でいる努力をしていたことが分かる名言もある。

「笑顔は女の子ができる最高のメイクよ」

「不完全さは美であり、狂気は天才。絶対に退屈であるよりは絶対に馬鹿げているほうがいい」

「頭を高く上げて、あごを上げて。そして一番大切なのは、笑顔を絶やさないこと。なぜなら人生は美しく、笑顔になれる理由がたくさんあるから」

「誰もがスターで、輝く権利を持っているの」

「自分のサイズがゼロではないから醜いと思っているすべての女の子へ。あなたは美しい人よ。 醜いのは社会なの」

マリリン・モンローの人生観にまつわる名言

今より男女の格差が大きかった時代、「ダム・ブロンド(頭の弱い金髪美人)」の代名詞といわれていた彼女は、他人に惑わされず自分に誇りをもって生きようともしていた。

「他の誰かになりたいと思うことは、あなたという人間を無駄にすること」

「男性と対等であろうとする女性には、野心がない」

「『マリリン・モンロー、何を誇りに思っているの?』と自分に問いかけていたの。そしてこう答えるの。『すべて。すべてよ』と」

「私たちはみんな、歳をとる前に思い切り生きたほうがいいわ。 恐れは愚かだし、後悔するなんて馬鹿」

「リスペクトは人生の最大の宝物の1つよ。それが無くなってしまったら、何も無くなってしまうでしょう?」

マリリン・モンローの仕事観にまつわる名言

マリリン・モンローは、仕事に生きた女性でもあった。男性社会で生きていくためにも、強い心を持ち続けようとしていた。

「一度失敗したからといって、すべて失敗するとは限らないわ。 がんばって、挑戦し続けて、いつも、いつも、いつだって自分を信じて」

「ハリウッドはキスに1,000ドルを、あなたの人間性には50セントを支払う場所よ」

「もしすべてのルールを守っていたら、私は成功しなかったでしょう」

「冗談を言うのは構わないけど、冗談のように思われるのは心外だわ」

「私は男性社会なんて気にしない。その中で女性でいられるのであれば」

「女優は機械ではないけれど、彼らに機械のように扱われる。お金を生むマシーンよ」

マリリン・モンローの恋愛・結婚観にまつわる名言

マリリン・モンローといえば「恋多き女」というイメージを持つ人も多いだろう。彼女の恋愛観は、現代の女性たちにも通じるものが多くある。

「女の子には、自分を必要としない人間なんて必要ないの。忘れないで」

「私が結婚する理由はたった1つ。それは愛よ」

「本当の恋人とは、宇宙を見ているだけであなたをワクワクさせてくれる人」

「愛とは信じること。 あなたが誰かを愛しているなら、彼を心から信じるの。分かる?」

「頭のいい女の子は、キスをしても愛さないし、耳を傾けても信じない。そして去られる前に離れていくの」

まだまだある!心に響くマリリン・モンローの名言

「私は利己的で、せっかちで、少しだけ不安定。 そして時には間違いを犯し、制御不能になってコントロールできなくなる。 だけど、もしあなたが『最悪の私』を扱うことができないのなら『最高の私』もあなたにはふさわしくないわ」

「信じている人を裏切ったことはありません」

「誰かと一緒に不幸になるなら、1人きりで不幸になる方がマシよ」

「私は1人きりになれたとき、自分になれるの」

こうした名言からは、マリリン・モンローの孤独や不安、そしてそれに打ち勝とうとする姿が見え隠れする。死後数十年を経た今でも語り継がれる魅力は、そこにあるのかもしれない。

マリリン・モンローをさらに知ろう おすすめの本3選

マリリン・モンローという女性を知ると、名言をより深く理解できる。ここまでで彼女に興味を持った人に、ぜひ読んでほしいおすすめの本を紹介する。別の側面から語られるマリリン・モンローの魅力を知れるだろう。

追憶 マリリン・モンロー (集英社文庫)

追憶 マリリン・モンロー (集英社文庫)

出展:Amazon

マリリン・モンローの一人目の夫・検死官トーマス野口、共演者、写真家らの証言を集めたノンフィクション本。

マリリン・モンローの言葉(だいわ文庫)

マリリン・モンローの言葉(だいわ文庫)

出展:Amazon

マリリン・モンローの言葉から彼女の人生や心の美しさを知れる一冊。

マリリン・モンロー―わが妹、マリリン(フラッシュアウト・スターボックス)

マリリン・モンロー―わが妹、マリリン(フラッシュアウト・スターボックス)

出展:Amazon

姉と姪の口から語られる、マリリン・モンローの素顔に触れる一冊。

マリリン・モンローの名言から人生を楽しむ学びを得よう

マリリン・モンローは苦労の多い幼少期を過ごし、36歳という若さで亡くなった。しかし男性優位な社会で堂々と生き、セックスシンボルと呼ばれるまでに人々を魅了した。

後悔しないように人生を思い切り生きたマリリン・モンロー。ぜひ彼女の名言から人生を謳歌するヒントを見つけてほしい。

あなたにおすすめの記事

マザーテレサの名言を5つの視点から紹介 人生・仕事に役立つヒントあり

マイケル・ジョーダンの名言 踏み出す勇気をくれるバスケの神様の言葉

マリー・アントワネットは何をした人?名言からその人生を垣間見る

Text by NewSphere 編集部