「日本のスーパーフード」納豆に海外が注目 米番組の試食では……

Koarakko / Shutterstock.com

◆効果は分かるけど……課題は味と臭い
 健康効果は理解できても、外国人にとって納豆を食べるのはかなり厳しい。ホバート氏は、スーパーフードという評判にもかかわらず、日本以外ではこれまで人気になることはなかったとし、納豆が世界の気持ち悪い食べ物を集めたスウェーデンのDisgusting Food Museumに展示されていることに言及している。同博物館の館長は、人々が問題視する二つのものは、ネバネバと臭いだと解説する。人が気持ち悪いと感じるかおいしいと感じるかは文化によるところが大きく、慣れが関係していると述べている(BBC)。

 テキサス州サンアントニオのテレビ局KENS5では、納豆の健康効果を取り上げ、4人のニュースキャスターとレポーターがそれぞれ納豆に挑戦したが、全員苦笑いという結果だった。キャスターの女性が、Acquired Taste(癖のある味、だんだん好きになる味)と表現したが、まさに食べ慣れなければおいしさはわからないということだろう。

次のページ 日本人でも苦手? 健康志向が味を乗り越える




Text by 山川 真智子