米誌「最高の国」ランキングで日本が2位浮上 日本人特有の「自虐性」も浮き彫りに
この日本特有の「自虐性」は、謙遜を尊ぶ文化や、第2次世界大戦の敗戦国だという歴史的な影響、バブル崩壊後の経済の停滞などによるものかもしれない。ともあれ、USニューズ&ワールド・レポートは、それが日本に良い影響を与えることはないと主張する。自国民の評価が高ければ国民が外国人との交流の場で自国をPRする良いアンバサダーになるが、日本人のように自信がない国民は、自国の悪い面を伝える「逆PR」をしかねないという発想だ。そのため国内的なブランド力は対外的なブランド力同様、経済的にも文化的にも重要だ、と同誌は言う。
◆移民受け入れで今後のランキングは?
自国民の低評価とは裏腹に、ほかの最新の海外の調査でも、日本は上位に立っている。パリに本部があるグローバル・マーケティング・リサーチ会社、イプソスの「アンホルト国家ブランド指数(NBI)」でも、2位(前年4位)に躍進。英ブランド・ファイナンスのランキングでは、「価値の高いブランド」で5位に入っている。