興奮を持って迎えられたスズキ ジムニー5ドア 3週間で予約1万5000台以上

Maruti Suzuki

 スズキの軽車両4WD「ジムニー」がインドで強く支持されている。今年1月12日の展示会で新型が発表されて以来、5月の発売を前に、わずか3週間ですでに1万5000台以上の予約が集まった。好評だった3ドア版に今回後席を付加したことで、ゆとりあるキャビンスペースを実現している。定評ある悪路走破性も健在となっており、インド軍に採用されるという話も出ているようだ。

◆小型4WDの5ドア版登場、インド市場で際立つポジショニング
 スズキのインド子会社であるマルチ・スズキは、インドで1月18日まで6日間の日程で開催されたオート・エキスポ2023において、オフロード車ジムニーの5ドア版「ジムニー5ドア」を発表した。

 後席を新設し、4シーターとした。トリムは「ゼータ」と「アルファ」の2つを用意する。どちらも6点エアバッグなど充実の安全装備を搭載するほか、上位のアルファではインフォテインメントやサウンドシステムなどを拡充した。オートカー誌インド版(2月1日)は「待望の」発表だったとしている。

Maruti Suzuki

 同誌は現在のインド市場において、ジムニー5ドアには直接の競合が存在しないと述べている。小型オフロード車の5ドア版というユニークなポジショニングが受けているようだ。ただし、現地自動車メーカーのマヒンドラ&マヒンドラ社およびフォース・モーターズ社もそれぞれ小型オフロードSUVのタールおよびグルカの5ドア版を目下開発中だ。SUVの収容力と悪路走破性を小型のデザインに込めた各車の5ドア版は、インドの熱いトレンドとなりそうだ。

 ムンバイに拠点を構えるニュースチャンネルのABPニュース(1月13日)は、新型ジムニーが「ついに登場」したと報じている。インド版は「幅広いSUV購入者たちにアピールできるよう、マルチ・スズキが工夫を凝らした」と述べ、現地の需要に合わせた5ドア化を大いに歓迎している模様だ。

次のページ 後席の追加で生まれたゆとりのキャビン空間




Text by 青葉やまと

Recommends