やめられない「超加工食品」の危険 数々の研究で明らかに 増量だけでなく…

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 食品を重度に加工した「超加工食品」と聞くと、ハンバーガーやポテトチップスなどが思い浮かぶかもしれない。しかし、アメリカでは摂取カロリーの半分以上が超加工食品であると指摘されるほど、その種類は多い。がんや心臓病などのリスクを高めるおそれがあるとして、警鐘が鳴らされている。

◆ジャンクフードだけではない、意外にある超加工食品
 超加工食品とは、工業的な過程を経て製造される食品のことだ。チキンナゲットやポテトチップス、ホットドッグなどを想像するとイメージしやすいだろう。こうした超加工食品には、硬化油を加えるために水素を添加したり、風味を良くする目的で加水分解などの工程を経たりしているものが多い。また、長期保存や味の向上などの目的で、さまざまな添加物が使用されている。

 意識せずに超加工食品を摂っていることも多い。ある試算によると、アメリカの成人の摂取カロリーの60%近くが、超加工食品によるものだという。

子供やティーンエイジャーでは70%近くに達する。米科学誌のサイエンティフィック・アメリカンは、市販のパンやフルーツヨーグルト、一部の缶詰食品などもこれに該当すると指摘する。家庭での一般的な調理では用いないような成分を含んでいたり、工業的な加工工程を経ていたりするためだ。

 疫病予防のチャリティー組織である英心臓財団(BHF)は、超加工食品の例として、アイスクリームやハム、ソーセージ、スナック菓子、大量生産のパン、朝食用シリアル、ビスケット、炭酸飲料、フルーツ風味のヨーグルト、インスタントスープ、ウイスキー、ジン、ラムなど一部のアルコール飲料などを挙げている。ファストフードだけでなく、日常的に口に運んでいるものには意外に多くの超加工食品が含まれている。

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Text by 青葉やまと