睡眠不足がもたらす10の悪影響 危険な「大丈夫」の勘違い

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◆4.免疫力低下

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 ベッドタイムを削っていると、メンタルだけでなくやがて身体の不調を招いてしまう。その一つが免疫力の低下だ。ヘルス・ライン誌は、睡眠不足の状態では人体の免疫機能が十分に機能せず、風邪やインフルエンザにかかりやすくなると説明している。

 より詳しい背景として、ジョンズ・ホプキンス大学が設立した医療機関のジョンズ・ホプキンス・メディスン(以下JHM)は、 ナチュラル・キラー細胞(NK細胞)の働きが衰えるためだと解説している。 NK細胞とはリンパ球の一種であり、体内を巡回しながらがん細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃する役割を持つ。寝不足ではNK細胞が本領を発揮できず、体内で感染が拡大しやすくなってしまうというわけだ。

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Text by 青葉やまと