睡眠不足がもたらす10の悪影響 危険な「大丈夫」の勘違い

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 忙しい現代、睡眠時間は真っ先に犠牲になりがち。けれど寝不足のまま一日を乗り切る荒技が続くと、そのツケを払う日が遠からずやって来るかもしれない。米国睡眠協会は、ティーンエイジャーで最低8時間、成人でも最低7時間の睡眠を推奨している。これを大幅に割る日が続くようだと、気づかないうちに身体への負担が蓄積し、怪我や慢性疾患などのリスクが徐々に高まることになる。海外の研究機関が指摘する睡眠不足による10のリスクと、それを避けるためのちょっとしたヒントをご紹介しよう。

◆1.思考・記憶力低下

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 徹夜明けで頑張っているつもりでも、思うようにパフォーマンスを発揮できなかったことはないだろうか。おそらく多くの人が体験として感じたことがあるはずだが、睡眠不足と脳の働きの関係は科学的にも証明されているようだ。健康情報を扱う米ヘルス・ライン誌は、寝不足が続くと脳のなかの情報を伝達する神経が正常に働かなくなると説明している。また、新しいことを習得する脳の学習能力も低下してしまう。

 何か新規のタスクを習得しようとする局面では、取り組んだ後の睡眠も重要だ。脳が十分な休息を取れない場合、記憶の定着に支障が出てしまうからだ。脳は睡眠中に記憶の統合作業を行なっているとされる。未知の分野に早く熟達したければ、作業を行った日の夜にたっぷりと睡眠を取ることが定着の秘訣だ。

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Text by 青葉やまと

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