なぜか心引かれる、世界の廃墟20選 海に浮かぶ要塞、列車の墓、人形の島

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世界には朽ちてなお美しい廃墟が存在し、新たな魅力を放っている。切なく、歴史を感じさせ、そして時に不気味な雰囲気をまとった、世界の20の廃墟をご紹介しよう。かつて栄え、人々の生活を支えた村や鉱山、鉄道駅などは、なぜ放棄される運命を辿ったのか。その歴史や背景に迫る。

◆1.後頭湾村(中国)

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後頭湾村はかつて2000人以上の漁師が住んでいたが、現在はわずかな人が住むのみだ。代わりに今では日々観光客が訪れる。1990年代初頭、教育や食糧配達の問題で住民が出て行き、村は放棄された。

◆2.ポヴェーリア島(イタリア)

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ポヴェーリャ島はヴェネツィアにある3つの小島の1つで、幽霊が出るとして有名だ。かつては疫病の隔離地であり、多くの人々がこの地で亡くなった。のちに精神病院が設置されている。現在は無人で、一般の訪問者の立ち入りは禁止されており、訪問には特別な許可を要する。

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Text by 青葉やまと