世界の成功者たちは何時間寝ているのか よく眠ったほうが収入アップ?

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 ビジネス界の成功者たちは睡眠時間を削って働き、まだ暗いうちからオフィスで業務に勤しんでいるイメージがある。しかし、そんな像はもう古いのかもしれない。アメリカの研究データにより、しっかりと睡眠時間を確保する人々ほど高収入を得ていることが判明した。睡眠時間が週合計で1時間(一日あたり約8.6分)延びると、収入は平均で4.9%向上するという。

◆必要なだけ眠って生産性アップ
 アメリカの経済統計誌『レビュー・オブ・エコノミクス・アンド・スタティックス』に掲載された研究結果によると、人々が十分な睡眠を取るエリアで生活している人は、そうでない地域に住む人々に比べ、収入が高い傾向にあることが判明した。米ニューヨーク・タイムズ紙はこの結果を説明する仮説として、十分な休息を取った労働者はより生産的に働くことができ、それが高収入に結びついているのではないかと捉えている。一般的な認識では、より重要な職位に就いた人ほど、多忙とストレスで睡眠不足になるようにも思える。しかし同紙は、高い生産性の維持には良い睡眠サイクルが不可欠であると述べ、十分な休息の必要性を説いている。

 アメリカで収集された別のデータでも、睡眠時間が増えるほど平均収入が上昇する傾向が確認された。アメリカに住む人々の睡眠時間と収入を分析したところ、週の合計睡眠時間が1時間長くなるだけで、収入は短期的に1.5%上昇するという傾向が確認された。長期習慣が続けば影響はさらに大きく、収入は4.9%多くなるという。英ガーディアン紙はこの結果を報じ、これは従来の価値観に反するものだが、良質な睡眠が生産性を向上するためだと説明している。寝る間を惜しんで働くという考え方は古くなってきており、十分に休憩して冴えた頭でオフィスに出勤するライフスタイルが重視されてきているようだ。

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Text by 青葉やまと

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