安眠のための飲み物6選 おやすみ前の一杯でぐっすり

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目が冴えてしまいどうにも眠れない夜は、一杯のドリンクがリラックス効果を生んでくれるかもしれない。ハーブティーやミルクなど身近なドリンクの一部には、眠りを助けてくれる作用がある。パジャマに着替えたらお気に入りのカップでひとときを過ごし、落ち着いた気持ちでベッドに向かってみよう。

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◆1.カモミールティー
キク科のカモミールから抽出されるカモミールティーは、健康に良い飲み物として古くから愛飲されてきた。フラボノイドを含むことから鎮静作用があり、近年の研究では睡眠の質の向上と不眠症の改善効果が確認されている。心が落ち着き、身体が温まる効果を実感している人々がいるようだ。マグネシウムのサプリと併用すると、より高い効果が期待できるとされる。ほかにもカモミールティーは、冷え性の改善や肌質の向上などにも効果があるとされる。

◆2.ホットミルク
身近にあるミルクは、ぜひ睡眠前に摂りたい飲み物だ。必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンが含まれており、これは脳内ホルモンのセロトニンなどに変換されることで眠りの向上を助ける。トリプトファンは炭水化物にも含まれており、白米をたくさん食べたときに眠くなるのと同じ原理が働く。牛乳は古くから愛飲されている飲み物だが、牛乳にアレルギーがあるか胃食道逆流症を患っている場合は摂取を控えたい。

◆3.アーモンドミルク
ミルクが苦手という方は、アーモンドミルクを検討してみると良いかもしれない。アーモンドから抽出される成分と水を混合したドリンクであり、牛乳とは別物だ。一部研究において、アーモンドミルクを30日間飲用することで不眠が改善すると報告されている。アーモンドはマグネシウムを豊富に含んでおり、一般にマグネシウムには眠りを向上する効果があるとされていることから、高い効果が期待できそうだ。

◆4.バナナスムージー
フルーツが好きなら、バナナスムージーを家庭で作るのもおすすめだ。バナナと氷をブレンダーで手早く混ぜれば出来上がりだ。アーモンドを加えて、さらに安眠効果を高めることもできる。この場合、バナナ1本、アーモンドミルク1カップ、アーモンドバター15グラムをブレンドする。アーモンドミルクの代わりに牛乳を使ってもよい。夜食で小腹を満たしてしまうよりも健康的な選択肢となるだろう。

◆5.ペパーミントティー
ミントは食卓のワンポイントとしてだけでなく、古くから療養にも用いられてきた。なかでもペパーミントは胃腸の調子を整えるといわれているほか、眠りに就く前の一杯としても愛飲されている。一部医薬品との組み合わせは禁忌となるため、薬を服用している人は事前に医師に確認したい。このほか、おなじシソ科のレモンバームからも、眠りを助けるレモンバームティーを作ることができる。

◆6.カフェインレス緑茶
緑茶は脳内でGABAと呼ばれるアミノ酸に働きかけ、ストレス軽減とリラックス効果を高めてくれる。ただし、通常の緑茶はカフェインの含有量が多く、この効果を打ち消してしまう。眠る前の一杯にはカフェインレスの製品を選ぶのが最適だ。目覚めの一杯にはカフェイン入りの緑茶を楽しむなど、シーンによって賢く使い分けたい。

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Text by 青葉やまと