ペットと眠る子供、睡眠の満足度が高い カナダ研究

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◆安心して眠れるようサポート
 米ヤフー!ニュースは過去の調査結果を参照し、ペットを飼っている人々のおよそ半数が一緒に眠っていると紹介している。

 従来、ペットと一緒に眠ることはむしろ有害な結果を生みがちだと考えられてきた。英デイリー・メール紙は、ペットの鳴き声が睡眠を邪魔することが考えられ、また、子供の呼吸器系の問題を悪化させるリスクが懸念されてきたと指摘する。しかし、今回の研究では、むしろ睡眠時にペットが寄り添っていた方がリラックスできるという結果が示されたことになる。

 実験結果の差異について研究者たちは、過去の研究では被験者の数が十分でなかったことや、犬のペットに限定して調査していたため異なる結果が出たのではないかと推察している。今回の研究では、むしろ熟睡との関連が深まった。研究チームは、夜間に恐怖心を覚えやすい子供を慰めてくれる効果があるのではと考えている。また、体が小さい子供はペットと寝てもスペースの問題が生じないため、デメリットがほとんど生じていないことが考えられる。

◆若干のデメリットも
 気をつけたい点として、ペットと眠ることで全体的に眠りの質は向上したものの、部分的にマイナスの効果も見られた。「頻繁に一緒に眠る」と回答した子供たちは、「時々」と回答した子供たちに比べて、眠りに就くまでに長い時間を要していた。ペットの動きが気になってしまったり、話しかけてしばらく起きていることが習慣化していたりするのかもしれない。

 さらに研究者たちは、想定される因果関係が実は逆である可能性にも触れている。もともと熟睡型の人ほどペットと寝ても途中で起こされる心配が少なく、結果としてそのような習慣をキープしやすくなっていることはあり得る。この場合、あまりに頻繁に夜中に覚醒してしまう人がペットと一緒に寝ても、逆効果になる可能性はあるだろう。

 とはいえ、ペットと眠る体験は、高ぶった気持ちをリラックスさせてくれることに間違いはない。子供の眠りが気になっているという人は、喘息などのリスクに留意したうえで、試しに一緒に布団にくるまってみさせる価値はありそうだ。

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Text by 青葉やまと