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『スターウォーズ』は、言わずと知れたSF映画の金字塔である。しかし全9作品あるシリーズの公開順は時系列に沿ったものではない。そのため、登場人物の関係性がわかりにくいと悩む人も多いのではないだろうか。

そこで今回は、三部作ごとの登場人物をわかりやすく紹介する。登場人物のプロフィールを理解することで、自然と人物相関図が頭に入り、『スターウォーズ』をより一層楽しめるだろう。

『スターウォーズ』シリーズは旧・新・続三部作に分かれる

『スターウォーズ』シリーズは、主人公別に旧・新・続の三部作に分かれる。旧三部作はルーク・スカイウォーカーが主人公のエピソード4〜6、新三部作はアナキン・スカイウォーカーが主人公のエピソード1〜3、続三部作はレイが主人公のエピソード7〜9の、全9作品である。

公開順ではエピソード4の『スター・ウォーズ エピソード4／新たなる希望』からはじまるが、時系列では新三部作→旧三部作→続三部作の順となっている。以下の表でチェックしてみよう。

旧三部作（エピソード4〜6）の人物相関図

スターウォーズ旧三部作は、独裁国家の銀河帝国（シス）と、自由を求める反乱軍（ルーク）、この二つの組織が戦う物語である。

旧三部作は、1977年公開の『新たなる希望（エピソード4）』、1980年公開の『帝国の逆襲（エピソード5）』、1983年公開の『ジェダイの帰還（エピソード6）』の3作品から構成される。ここからは、ルーク・スカイウォーカーが主人公である旧三部作の、主な登場人物について紹介する。

ルーク・スカイウォーカー

旧三部作の主人公で、新三部作の主人公、アナキン・スカイウォーカーの息子である。タトゥイーンの農場で育ったが、ある日ジャンク市で2体のドロイドを手に入れたことで双子の妹・レイアの存在を知る。オビ＝ワンに出会い、ダース・ベイダーに父親を殺されたと知り、復讐の旅に出る。

ハン・ソロ

密輸団の一員。相棒チューバッカと一緒に危険な仕事で稼いでいたが、酒場でルークとオビ＝ワンに出会い人生が一変。帝国と戦うルークやレイアと共に反乱軍で活躍し、英雄となる。ルークの妹レイア・オーガナとは、反発しながらも互いに惹かれあう。

レイア・オーガナ

ルークの双子の妹で、旧三部作のヒロインとして登場する反乱同盟の指導者のひとりである。R2ーD2にメッセージを入れたことでルークと出会い、命がけで帝国の圧政を終わらせようと戦う。美しく聡明であるが「ならず者に弱い」という一面を持ち、のちにハン・ソロと恋に落ちる。

ダース・ベイダー

帝国軍の司令官で旧三部作における最大の敵。ルークはダース・ベイダーを父の仇と思っていたが、実はダース・ベイダーこそがルークの父、アナキン・スカイウォーカーなのだ。アナキンスカイウォーカーの詳細は、新三部作で明らかになる。

オビ＝ワン・ケノービ

伝説のジェダイ・マスターである。誠実な人柄に加えてフォースの能力に優れ、ルークにフォースの道を教えた師匠として登場する。亡き師クワイ＝ガンの意志をついで、新三部作ではアナキン・スカイウォーカーにフォースを教える。

R2ーD2／Cー3PO

R2ーD2は才知に富んだアストロメク・ドロイドだ。宇宙船の整備士としての腕も一流で、数々の危機からみんなを救う。Cー3POは、アナキン・スカイウォーカーが作った紳士的でおしゃべりなドロイドで、R2ーD2のよき相棒でもある。

ヨーダ

どのジェダイよりも強いフォースを持つジェダイマスターであり、ジェダイ評議会のグランドマスターでもある。身長66cmと小柄でありながら、800年もの間ジェダイを訓練してきた。ルークの指導にも重大な役割を果たし、新三部作ではアナキン・スカイウォーカーにもジェダイとしての教えを説く。

新三部作（エピソード1〜3）の人物相関図

新三部作は旧三部作よりも前の時代を描いており、ダースベイダー誕生の秘密を軸に展開される。

新三部作は、1999年公開の『ファントム・メナス（エピソード1）』、2002年公開の『クローンの攻撃（エピソード2）』、2005年公開の『シスの復讐（エピソード3）』の3作品から構成される。ここからは、アナキン・スカイウォーカーが主人公である新三部作の、主な登場人物について紹介する

アナキン・スカイウォーカー

旧三部作の主人公である。幼少時代は中古部品店主の奴隷だった。クワイ＝ガンとオビ＝ワンに見出され、強大なジェダイとなる可能性を秘めた「選ばれし者」とみなされ、共に旅に出る。ジェダイになるため母と別れることになるが、大切な人を失う経験が恐怖となり、その恐怖はやがて心を支配していく。旧三部作の主人公・ルーク・スカイウォーカーの父であり、旧三部作に登場する「ダース・ベイダー」と同一人物である。

クワイ＝ガン・ジン

クワイ＝ガン・ジンは、変わり者だが、みんなに尊敬されているジェダイ・マスターだ。フォースの強い少年・アナキン・スカイウォーカーの能力を察知し、奴隷の身から救い出して旅の仲間に加える。オビ＝ワンの師匠でもある。

パドメ・アミダラ

ナブーの女王で、のちにナブー代表の元老院議員となる。作品中では、高い理想と共に勇敢なリーダーとしての勤めを果たした。銀河の平和のために力を尽くすが、アナキン・スカイウォーカーと禁断の恋に落ち結婚。暗黒面に落ちるアナキンを支えるも失敗し、銀河を危機に陥れることになる。このときアナキンとの間に産まれた双子が、旧三部作の主人公「ルーク」とヒロインの「レイア」である。

パルパティーン議員

表の顔はナブー代表のパルパティーン議員であるが、裏の顔はシスの黒幕で悪の化身「ダース・シディアス」だった。アナキン・スカイウォーカーを、言葉巧みに闇の世界へと引きずりこんだ張本人である。

ドゥークー伯爵

クワイ＝ガン・ジンの師匠であり、ヨーダから教えを受けたジェダイとして登場する。しかし、ジェダイの騎士団に幻滅し、より強大な力を求めて騎士団を去る。のちに暗黒卿ダース・シディアスに忠誠を誓い、分離主義軍を率いた。

続三部作（エピソード7〜9）の人物相関図

続三部作は、旧三部作『エピソード6/ジェダイの帰還』でのエンドアの戦いから、およそ30年後が舞台となる。

続三部作は、2015年公開の『フォースの覚醒（エピソード7）』、2017年公開の『最後のジェダイ（エピソード8）』、2019年公開の『スカイウォーカーの夜明け（エピソード9）』の3作品から構成される。ここからは、レイが主人公である新三部作の、主な登場人物を紹介する。

レイ

砂漠の惑星・ジャクーで幼い頃に別れた家族を待ち続ける、続三部作の主人公。強いフォースを持ち、レジスタンスとファースト・オーダーとの戦いに巻き込まれる。カイロ・レンとの戦いやルークとの出会いによりさらにフォースが強大になるレイだが、実はパルパティーンの孫であった。レイの両親はパルパティーンから娘を守るためにジャクーに隠したが、まもなく殺された。両親の名前などの詳細は不明のままだ。

カイロ・レン

本名はベン・ソロと言う。旧三部作に出てきた英雄ハン・ソロとレイアの息子であり、ルークの甥である。強大なフォースを持つ戦士だが、日に日に祖父ダース・ベイダーを崇拝する気持ちが高まり、暗黒面を強めていく。レイとの戦いに敗れ、レジスタンスの壊滅を企てる。

フィン

ファースト・オーダーの機動歩兵だったが、戦うことに葛藤しカイロ・レンの命令に背いて脱走した。レジスタンスに加わり、レイとは力を合わせて数々の危機を乗り越え、強い絆で結ばれていく。陽気で正義感が強い。

ポー・ダメロン

宇宙一のパイロットであり、レジスタンスの飛行隊のリーダーでもある。レイアから命を受け、失踪したルークを探す。任務に忠実なドロイド・BBー8の持ち主だが、ルークの居場所を記した地図を託し、別行動を取る。

スノーク

ファースト・オーダーの最高指導者である。フォースのダークサイドに精通している。カイロ・レンをダークサイドに引き寄せ弟子にするも、レイを殺すように命令したことでカイロ・レンに殺害される。その後スノークに代わりカイロ・レンがファースト・オーダーの最高指導者になる。

『スターウォーズ』が観られる動画配信サービス

出典：Disney+

『スターウォーズ』は動画配信サービス「Disney+ 」と「Amazonプライム」で観ることができる。配信状況は以下のとおりだ。見放題は、Disney+のみとなっている。

※配信状況は2023年4月時点

Disney+は月額990円（税込）、年額だと9,900円（税込）で『スターウォーズ』シリーズを楽しめる。

人物相関図をチェックしてから『スターウォーズ』を楽しもう

『スターウォーズ』は、全9作品と作品数が多く公開順と作品の時系列も異なるため、登場人物がとても複雑で分かりにくい。そのため、主人公が異なる「旧三部作」「新三部作」「続三部作」それぞれの登場人物で分けると、理解しやすくなるだろう。壮大なSF映画『スターウォーズ』を観るなら、人物相関図をチェックしてから楽しもう。

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