新鋭ENHYPEN・ニキ(NI-KI)の経歴 傑出したダンスに釘付け

新鋭ENHYPEN・ニキの経歴 傑出したダンステクニックに釘付け

DisobeyArt / Shutterstock.com

2020年11月にデビューした新鋭K-POPボーイズグループENHYPENのニキ(NI-KI)は、グループ内唯一の日本人である。デビューのきっかけとなったオーディション番組では、彼のダンスに魅せられた世界中の人々の票を集め、第4位を獲得した。そんなニキのデビュー前からの活躍や魅力について紹介する。

ENHYPEN・ニキのプロフィール

名前NI-KI(ニキ)
本名西村 力(にしむら りき)
国籍日本
生年月日2005年12月9日
出身地岡山県岡山市
身長183cm(2022年9月時点)
血液型B型
所属事務所BELIFT LAB
グループENHYPEN(エイハイプン)
SNS個人アカウントはなし(グループ公式SNSのみ)
Instagram:@enhypen
Twitter:@ENHYPEN_JP

ニキ(NI-KI)は、BTSの弟分であるK-POPボーイズグループ「ENHYPEN」のメンバーの末っ子である。韓国のオーディション番組『I-LAND』で最終的に4位を勝ち取り、2020年11月、14歳のときに『BORDER: DAY ONE』でデビューを飾った。

デビュー当時からダンスの才能には目覚ましいものがあったが、デビュー後はさらに腕を磨いている。2021年1月には、BTS(防弾少年団)・ジミンのソロ曲『Lie』のカバーダンス動画を公開し、超高度で難易度が高いパフォーマンスを細部まで的確に再現したことで、周囲を驚かせた。

ENHYPEN・ニキの略歴

ニキはENHYPENとしてのデビュー前に、日本でも芸能活動を行っている。当時からダンススキルに関して異彩を放っていた。その後の韓国でのサバイバルオーディション番組での葛藤、現在ニキが通う高校について推察する。

2008年頃(3歳)ダンスを始める
2010年(5歳)本格的にダンスとバレエを学び始める
2014年(8歳)KENTO MORIのオーディションに合格
ソニーDVDプレイヤーのCM出演
2015年(9歳)めちゃイケ「ホンキーダンスコンテスト」に参加
マイケルジャクソン振付師トラヴィスペインオーディション合格
2016年(10歳)The week en『Can’t Feel My Face』日本版MV出演
東京スカパラダイスオーケストラの2016ライブハウスツアー 「Paradise Has No Border」にパフォーマーとしてゲスト出演
2017年(11歳)ゆず『たった』MV出演
「2017 YUMI KATSURA GRAND COLLECTION」ダンサー出演SHINee「SHINee World2017 special edition」 のキッズバックダンサーとなる
2018年(12歳)ポカリスエットのCM出演
2019年(13歳)渡韓。BELIFT LAB練習生となる
2020年(14歳)サバイバルオーディション番組に参加ENHYPENメンバーとしてデビューを飾る

リキ・ジャクソンとしての芸能活動

ENHYPENニキは、日本で「リキ・ジャクソン」として芸能活動をしていた時期があった。過去の芸名から「ニキはハーフではないか」と噂されたこともあったが、ニキの両親は日本人であり、岡山県岡山市育ちである。

3歳の頃にマイケルジャクソンに憧れてダンスを始めた時点で、ダンスの環境は完璧なほど整っていた。ニキの母はダンスレッスンスタジオを運営し、現役講師でもあるのだ。そのため、ニキの姉も「KONON」という芸名で、一緒にバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』のダンスコンテストに参加したこともあった。

8歳のときに、マイケルジャクソンやマドンナの専属ダンサーに選ばれるほどの世界的ダンサーであるKENTO MORIにダンススキルを認めさせ、CMオーディションで優勝を飾る。その後、渡韓するまでリキ・ジャクソンとしてダンスで活躍した。

オーディション番組でデビュー決定

ENHYPENとしてニキがデビューしたきっかけは、オーディション番組『I-LAND』である。番組でニキはダンスの実力を見せつけたが、万事が順調に進んだわけではない。葛藤したり、メンバーとぶつかり合ったりとさまざまなドラマが生まれた。

たぐいまれなるダンスの実力を見せつける

2020年、CJ E&MとBelift Lab、Mnetが共同で制作したオーディション番組『I-LAND』にニキは参加した。定員12名である「I-LAND」から脱落せずに残ればデビューが決まる仕組みだ。脱落すれば「グラウンド」というグループに入り、与えられたミッションの評価次第では、再び「I-LAND」に戻ることもできる。

いくつものミッションを通して、業界のプロフェッショナルが参加者を評価し、さらに視聴者も誰をデビューさせたいか投票ができる。オーディションの様子や練習風景などが放送され、世界中から注目されていた。

その番組でニキは、プロデューサーディレクターであるソン・ソンドゥクが目を見張るほどのダンステクニックを披露したり、ファイナルテストで他の参加者が1時間かけて覚えるダンスの振付を10分で覚えたりと、たぐいまれなるダンスの実力を見せつけていった。

課題を乗り越えてデビューを勝ち取った

ダンスについて飛び抜けた才能をもつニキだが、順調に勝ち進んでいったわけではない。

番組の序盤でプロデューサーから音程について指摘され、ニキは脱落した。再び上を目指すニキは、グラウンドのメンバーからリーダーに推されるものの、自分のダンスを優先する。

ところが見に来たプロデューサーの言葉で、彼は変わった。メンバーとぶつかることがありつつも、リーダーとしてメンバーの細かい指導や精神的なサポートをする姿に、短い期間でニキの成長を感じた瞬間であった。また、地道に努力を重ねることで徐々に歌も評価されるようになる。

ニキが成長していく姿を見て、人間的な魅力にハマるファンが続出し、着実に投票数を伸ばしていった。最終的には第4位でデビューを勝ち取った。

ニキが通う高校

2022年12月に17歳となるニキ。2023年度は高校3年生の年だが、現在高校に通っていない。日本の中学を卒業後すぐに渡韓し、忙しい毎日を送っていたからだ。しかし、進学の意志がないわけでもないらしく、2021年ののインタビューでは、こう語っている。

「メンバーと同じ高校に通うことになるんじゃないでしょうか。一緒に通う方がずっと楽しいと思います。」

2021年『Weverse Magazine』

ファンの間では、ENHYPENのメンバーであるジェイ、ソヌ、ジョンウォンの3人が通う「ハンリム演芸芸術高等学校」に通うのではないかと噂されている。ハンリムは韓国アイドルや有名人が通っていることで有名な高校だ。日本でいう堀越高校をイメージすれば分かりやすいだろう。

ほかにも、有名人を多く輩出している「ソウル公演芸術高校」や、はたまた日本の高校の通信制など、さまざまな憶測が飛び交っている。この春に、新たな情報が更新されるかもしれない。

ENHYPEN・ニキの最新の身長は?

オーディション番組『I-LAND』やデビュー時のニキを思い浮かべると、まだ顔も身体つきも幼く、背が高いイメージはない。それもそのはず、14歳でデビューしたニキの身長は、当時175.5cmだ。中学2年生でその身長なら高いほうであるが、ほかのメンバーも175cm以上の高身長で、背の高さで特に目立つことはなかった。

しかし、番組などでニキを見かけるたびに、にょきにょきと身長が伸びているとファンの間で話題になった。

オーディション番組では「食事量の割に身長が伸びない」と悩みを語っていたのだが、2年で8cmも伸び、2023年の現在の身長は183cmである。もう身長で悩むことはなさそうだ。現在そのスタイルのよさにも注目が集まっている。

これからのENHYPEN・ニキの活躍に期待

ENHYPEN・ニキの唯一無二のダンスは、可愛らしいキッズダンサーとして話題を集めたリキ・ジャクソン時代から、爽やかでかっこいい大人になった現在でも、人々を魅了することは変わらない。培ってきたダンススキルの高さを維持するストイックさと圧巻のパフォーマンスに、惹きつけられるファンは今後もどんどん増えていくだろう。グローバルに活躍するニキに期待したい。

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Text by NewSphere 編集部