自作ゴーカートで築90年の廃橋を目指す 海外ユーチューバーが挑戦

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 廃線にはロマンがある。かつて列車が走っていた鉄路に思いをはせながら、レール跡をたどるハイキングなどが日本でも人気だ。それにも輪をかけて、残されたレールをまた復活させることができれば格別だろう。海外ユーチューバーが鉄道用ゴーカートを製作し、廃線を走る冒険に出た。

 壮大なチャレンジを行ったのは、ユーチューブチャンネル「prestongoes」を主催するプレストンさん。登録者数56万人を誇る男性ユーチューバーで、「エンジニア志望、遊びのプロ」を自称する。

 プレストンさんが渓谷越えに挑戦するのは、今回が初めてではなく、昨年も友人たちと自前のゴーカートを作って挑んだものの、小さく貧相なタイヤが災いして大失敗に終わった。

 新たな車両をひっさげてプレストンさんは、再び同じ地に戻った。カリフォルニア州サンディエゴ郡、見渡す限り荒涼とした山々が連なる、ゴート・キャニオンが舞台だ。

 世界最大の自立式木製鉄道橋である「ゴート・キャニオン・トレッスル橋」(高さ約60メートル、長さ約229メートル)へ向けて、廃線区間の走破を目指す。

 前回の反省に立ち、プレストンさんたちのチームはゴーカートを徹底的に改良した。より重厚なタイヤにつけ替え、板製のブレーキを新たに搭載。エンジンとシャフトをチェーンで結び、ささやかなゴーカートの完成だ。

 岩肌が広がる雄大な景色に囲まれ、プレストンさんと友人の同乗者は颯爽とスタート。しかし、レールを進んだのもつかの間、さっそくゴーカートからはいやな音が響き渡る。

 前方に待ち受ける大カーブやトンネルの難所を越え、トレッスル橋を渡りきることができるか。故障にも笑顔で対処するプレストンさんの姿勢は、常にポジティブなエネルギーに満ちている。

 冒険の結末はあえてここで明記しないが、ぜひ動画を視聴してチャレンジの行く末を見届けてほしい。

Text by 青葉やまと