「ライバルに差をつけるのは…」トヨタ プロエースシティEVモデル、英誌から高評価
◆快適さのポイントは静音性
プロエースシティ エレクトリックのもう一つの魅力は、走行時の騒音をかなり低減している点だ。オート・エクスプレス誌は、「プロエースシティ エレクトリックを始動させると耳慣れたビープ音が聞こえ、そしてEVではお馴染みの静寂が訪れる」「ドライブモードをボタンで選択して発進しても静けさは続き、トヨタのスモール・バンはリラックスしてドライブすることができる」と評価している。
英ワット・カー誌は、EVは一般的に静かなイメージがあるが、「しかし、すべてのEVバンがそうというわけではない」と述べている。実のところ、大型ボディや突き出したサイドミラーなどが騒々しい風切り音を奏でることは少なくない。一方、本モデルでは小型のミラーと豊富な防音材が幸いし、ノイズをかなり低減している。モーターがうなる瞬間はあるものの、非EVのプロエースシティが搭載するディーゼル・エンジンを考えれば相当に快適に過ごせる、と同誌は評価している。
◆イギリスで販売中
バッテリー容量はEVバンで一般的な50kWhとなっており、航続距離も168マイル(270キロメートル)と、EVバンとして標準的な水準を確保した。家庭用コンセントからの充電では丸1日以上かかるが、急速充電ステーションを利用した場合、30分間でおよそ8割まで回復可能だ。
トリムは1種類のみだが、標準装備を充実させることで幅広いニーズに対応している。商用用途を中心にニーズを生むであろうプロエースシティ エレクトリックは、すでにイギリスで販売中だ。
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