「ソニーカー来るか」「モデルYのよう」ソニーが新型VISION-S披露 米誌は量産化に期待

Joe Buglewicz / AP Photo

◆量産の見込み高まる
 ソニーがプロトタイプSUVを出展したのは、今回が初というわけではない。2020年のCESではセダン型の「VISION-S 01」を披露している。しかし、当時は自動運転のテストを目的として開発すると説明しており、一般販売の計画は明らかにされなかった。VISION-S 01はヨーロッパにおいて、ドライバーの運転操作を支援する「レベル2」の自動運転テストに使用されている。それに対し今回の発表内容は、ソニーモビリティ株式会社の設立予定を公言するなど、実用車の本格展開を感じさせる。米カー&ドライバー誌(1月5日)は、「このテック企業(ソニー)の野望は今年変化したとみえ、最大7人乗りとなるVISION-S 02 SUVを展示し、近々マーケットに参入することも可能性として検討している」と報じている。

 ソニーはこれまでの自動運転テストを、豪自動車製造のマグナ・シュタイア社の協力を得て進めてきた。ロード・ショー誌は、引き続きマグナ社がモビリティ部門の新会社に関わるかどうかは不明であるものの、「ソニー・カーの門出は、我々が当初想定していたよりも早く訪れることになるかもしれない」と述べ、にわかに現実味を帯びてきたソニー製EVの登場を心待ちにしている模様だ。

◆市場参入へ向けて本格始動
 VISION-S 02は2基のモーターを搭載し、それぞれ200kW(268hp)を出力する。バッテリー容量や航続距離など詳細は明らかになっていない。自動運転のレベルとしては完全な自律運転を行うわけではないが、画像認識とLiDARセンサーによって状況を認識し、運転者を補助する。インテリアではVISION-S 01を踏襲し、3つのワイドスクリーンを横長につなげたパノラミック・スクリーンを搭載する予定だ。量産については正式に発表されておらず、ソニーは3月にソニーモビリティを設立して市場参入の可能性を検討する予定だ。

【関連記事】
「最大のヒットになる可能性」コンパクトクルーザーEVに米誌興奮 新型EV15車種発表受け
テスラの対抗馬に? リビアンを待つ試練、強力な援軍アマゾン・ベゾス氏
トヨタEV強化のサプライズ、海外メディアはどう見た?

Text by 青葉やまと