色で簡単チェック、消毒液の正しいつけ方を学べる ドイツ発のアイデア商品が話題

Heyfair GmbH

 同社によると、今年6月の時点で、SteriCoachとSoapiCoachの2商品を使い、10万5000人以上が手洗いや手指用消毒液の使い方を学んだという。

 同社を設立したロベルト・ヘルムントCEOは「コロナ禍のため、現在、多くの病院で、また介護関係者や医療学生の間で、そしてほかの公共の場でもグループでのトレーニング開催が難しい状況です。そこで、個別のトレーニングも行えるようにと、1、2回分で使い切る量を小袋包装したバージョンを今秋から新発売します」と答えた。この小袋版なら、対象者に配り家で練習してもらうことができて便利だ(紫色のSoapiCoachの小袋包装は、同社サイトでは、すでに注文可能)。

Heyfair GmbH

「感染拡大前にSteriCoachを発売したのは、わが社にとって大きな追い風になりました。今回の感染拡大により、世界中で衛生への意識が高まり、手洗い・消毒をより徹底して行うことが習慣になっています。もっとも、今回の感染拡大がなかったとしても、適切な手指衛生は常に重要で定期的に練習する必要があるため、わが社の製品の潜在的な需要はとても高かったと思います」(ヘルムントCEO)

◆日本でも広めたい
 同社では、日本でもぜひSteriCoachとSoapiCoachを使ってほしいそうだ。「健康関係に詳しく、物流・販売分野でも経験がある方でディストリビューター希望者がいらっしゃれば、ぜひわが社へご連絡ください。大歓迎です」とヘルムントCEOは言う(サイトは現在ドイツ語のみだが、英語での問い合わせは可能)。

 もちろん、両商品とも「試しに使ってみたい」という人がいれば、同社サイトから注文可能だ。ショッピングカートで、送付国が選べるので日本を選択すればいい。

 意表を突いたこの優れものは、日本だけでなく、そのほかの国にも広がっていくかもしれない。

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Text by 岩澤 里美