◆自信を持って乗りこなせる大型ボディ
　実際に乗車した感想としても、かなり高い水準の満足感をもたらしているようだ。カー誌は、ランドローバー ディスカバリーのように完全にスムーズとは行かないまでも、快適さにおいてかなり良い仕上がりになっていると述べている。3列SUVとなればボディロールが懸念事項だが、同誌は「ハイランダーは、このような大型車としては驚くほど上手にロールを抑えている」とコメントしている。

　また、搭載のハイブリッド・エンジンは素晴らしく、「トヨタの2.5Lハイブリッドの最新進化版で、これはかなり良い」と同記事は評価している。長年にわたる改良が凝縮されており、「ドライビングのほぼすべての状況において、このハイランダーの2.5Lエンジンは感銘を与える」との感想を綴っている。

　英カー・キーズ誌（4月1日）は、最初にハンドルを握るときにこそ大型の車体に戸惑うことがあるかもしれないが、一度馴染めば乗りこなしやすいクルマだと紹介している。「静かかつ反応が良く、よく調整されたそのサスペンションは、イギリスの路面のなかでも最悪の部類のものにさえ対応できるほどソフトである」との評価だ。さらに「曲がり道でも著しく安定しているため、驚くほど簡単に運転でき」るため、このような大型SUVを乗りこなす自信が湧いてくるようにすら感じられたという。

◆走行の8割をエミッション・フリーで
　新型トヨタ ハイランダーは、2.5Lのガソリンエンジンと電気モーターで駆動し、ギアにはCVTを採用する。トヨタによると燃費は最大16.9km/L前後になるという。モーター込みの最大出力は約258ps、0-100キロ加速は8.1秒となっている。走行の80％ほどは電気のみによる完全なエミッション・フリーで行うことができるとされており、非PHVとしては良好な数字だ。

　西ヨーロッパで現在販売中で、イギリスでの希望小売価格は5万595ポンド（約778万円）からとなっている。

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