「スタイリッシュで豪華」新型マツダ6 特別仕様カーボン・エディション、北米で好評

マツダ

◆着実な進化を重ねたマツダ6
 マツダ6は旧名「アテンザ」の時代から、息の長いファミリー・セダンとして愛されてきた。米カー&ドライバー誌はマツダ6について、マツダのラインナップで最も古くから存在する製品であるが、それでいてスタイルと気品の面で多くのライバルを凌ぐと紹介している。時間とともに改善を重ねており、2014年のフルモデルチェンジではドライバーとの人馬一体感を強化したほか、2018年にはターボチャージャーを搭載した上位トリム「グランド・ツーリング・リザーブ」および「シグネチャー」を北米に投入した。

 一方で弱点となっていたのが、インフォテインメントの古さだ。地道な改良を重視するマツダの姿勢を反映してか、やや時代を感じさせるものとなっていた。カナダのオート・トレーダー誌も、グラフィックの貧弱さとタッチ入力へのレスポンスの遅さを指摘している。2021年モデルではユーザー・エクスペリエンスを向上すべく、全トリムでApple CarPlayとAndroid Autoに対応した。車載タッチスクリーン上のラグは残るが、新技術への対応で総合的な使い勝手を向上した。

◆カナダでは「クロ・エディション」
 2021年型マツダ6は6つのトリムで展開する。ベース・モデルとなる「スポーツ」でもブラインドスポット・モニターが付属し、2万4475ドル(約268万円。税・輸送料金別。以下同様)の設定だ。2.5L4気筒ターボのSKYACTIV-G 2.5Tエンジンは「グランド・ツーリング」以上に搭載し、3万175ドル(約330万円)からとなる。新登場の「カーボン・エディション」は3万2950ドル(約361万円)だ。カナダでは日本語の「黒」に由来する「クロ・エディション」の名で販売されている。

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Text by 青葉やまと