ソーシャルメディア各社、トランプ氏アカウントを凍結処分
◆フェイスブックとインスタグラムは無期限凍結
一方、これまでトランプ氏の虚偽発言や広告にほとんど対処してこなかったフェイスブックとインスタグラムでは、トランプ氏の任期が終わりバイデン政権発足が近いためか、ツイッターよりも今回の事件に対して厳しい対処をしている。
マーク・ザッカーバーグ氏はフェイスブックで今回の事件について言及。「過去24時間に起こった衝撃的な事件は、トランプ大統領が残りの任期を、(大統領選で)当選したジョー・バイデン氏への平和的で法に沿った政権移行を阻止するために利用しようとしていることを明白にした」とした上で、「我々はこの時期、大統領に当社のサービスを継続利用させる危険が大きすぎると判断した。このため、我々は(トランプ大統領の)フェイスブックとインスタグラムのアカウントを無期限に、少なくとも次期政権に移行が完了するまでの2週間、凍結を延期する」と発言している。
お気に入りの発言プラットフォームを取り上げられたトランプ大統領は、少なくともバイデン政権発足まではこれまでのような虚偽発言の「垂れ流し」が不可能となった。その後、一般市民に戻った暁にはもちろん大統領としての特権がなくなり、これまでのようなルール違反をすればこれらのソーシャルメディアのアカウントから永久追放されることも十分にあり得る。
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