3年で急拡大のウーバーイーツ「収益化への道見えた」

Uber Inc. Technologies via AP

 レストランの食事を配送するサービスを提供するウーバーイーツは、実験的な操業を始めてからわずか3年間で、ほぼアメリカの全域および世界中の大都市でサービスを展開するまでに成長した。

 配車サービスを提供する同社は、今年末までにアメリカの人口の70%を網羅し、主に中小規模の市街に進出することで243の大都市圏へサービスを拡大することになるという。ウーバーイーツは既に36ヶ国にわたる300以上の都市で自転車を使った国際的な配送を行っている。

 ウーバーの副社長を務めるジェイソン・ドローギー氏は、ウーバーのネットワークを利用して新しいビジネスを創出する方法を模索しているウーバーエブリシングを統括している。ドローギー氏は、ウーバーイーツの急成長ぶりはウーバー創立初期にみられた配車サービスの急展開に匹敵するほど目覚ましいと語る。ドローギー氏は、同社のサービスの将来的な展望と自宅へ食事を配送する需要について語った。(質問と回答は、簡潔に読み易くするため編集を行っている)

                                                                                                                 

Q: ウーバーイーツを利用する特定の人口層がありますか?
 
A: 間違いなく、若い世代がより頻繁にウーバーイーツのサービスを利用している。これはその世代の食事の摂り方に大きく関係している。既に食習慣が形成されている大人の世代に比べ、これから成年に達しようとする人々は、便利であることにより大きな価値を見い出す傾向が強いと私は思う。過去を振り返ってみると、手軽さやカジュアルさがもてはやされ始めたのは私が10歳~11歳の頃だった。私の世代は、レストランへ行って料理をテイクアウトすることにとても慣れていたのに対し、私たちより上の世代の人々は、「さあ、食材を買いに行こう」と言って買い物に出かけることに慣れていたことだろうと思う。料理をテイクアウトすることは80年台半ばもしくは後半になって増加した。そして今では、さらなる便利さを求める世代が誕生している。その世代の人々は、自宅でネットフリックスやソーシャルメディアを観たいし、同時に、何百ものレストランからお気に入りを選んでアクセスしたいとも考えている。

Q: どのような範囲のサービスを顧客の自宅へ届けているのですか?

A: 当社は、食事が温かくて美味しく食べられるうちに届けたいと願っている。長い時間、食事を配送に使う車の中に乗せたままでいるのは良くないことだ。当社のサービスを受ける顧客には高い品質のエクスペリエンスを手に入れて欲しいので、ビジネスよりも時間を優先することになる。配車サービスや食事の配送を迅速に受けられることが、顧客が考える便利さのレベルに変化を起こすとウーバーは常に確信してきた。従って、当社は最初からサービスを提供するにあたり食事を(注文してから)40分から45分で配達できるように取り組んでいる。全体的に見て、現在の配達時間の平均は31分だと思う。人々が食事を注文するのは通常、空腹の時だ。従って、人々は、より素早く配達してくれるサービスを利用する。だから当社はスピードを最も重視する。

Q: 人々がピザ以外の様々な料理を自宅へ届けて欲しいと望むことをどのようにして知ったのですか? 何らかのテストを行ったのですか?

A: 当社は折に触れて様々なテストを実施した。上手くいくものもあれば、失敗に終わったものもある。過去、ウーバーは様々な突拍子もない離れ業をこなしてきた。ウーバーアイスクリームは、数年間、オンデマンドでアイスクリームを配達するサービスを展開した。ウーバーパピーズとウーバーキトンでは、子犬や子猫を車に乗せてあちこちへ出向き、荷台で可愛い動物たちと遊ぶことのできるサービスを提供したことがある。当社は、局地的にこういった様々なサービスを試験的に運用してきた。共通して判明したことは、たとえばカリフォルニア州・フレズノの街中にある地元のバーベキューができる場所はアクセスが困難で、長い待ち行列ができる。当社はここに需要を見いだした。ウーバーに人気のあるレストランを乗せ、オンデマンドで食事を配達すれば、最も安定して成功することが見込めることに早い時期から気づいていた。当社のマーケティングプロモーションにおいても、我々は食事とウーバーに関連性を見出していた。だから、我々は成功の兆候をつかんでおり、実験の結果を見て実質的なサービス提供に踏み出したのだ。

Q: ウーバーイーツは利益をあげていますか?

A: 現時点では、当社は事業の成長に心血を注いでいる。だから積極的な投資を行っている。ウーバーイーツの経済的な側面に関してはとても満足している。事業の拡大を図る前に、実質的な収益性確保への道のりが開ける地点に到達したので、我々は積極的に投資を進めることを決断した。

By TOM KRISHER, AP Auto Writer
Translated by ka28310 via Conyac

Text by AP

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