尖閣諸島奪取後の中国の行動とは?

南シナ海で軍事演習を行うフリゲート艦「運城」(2016年7月8日)|Zha Chunming / Xinhua via AP

◆中国によるサラミ戦術
 尖閣諸島において、中国は持久戦を想定しており、小さな行動を積み重ねて徐々に自らに有利な環境を作っていく「サラミ戦術」を採る。尖閣諸島近海で中国公船が航行を繰り返すのはその小さな行動の一部であり、尖閣諸島の問題は長期的に続く。中国が狙っているのは、海上保安庁や自衛隊、米軍の「疲労、疲弊」である。今後とも中国による日本や米国を「疲れさせる戦術」は続く。

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Text by 和田大樹