次世代戦闘機「テンペスト」計画、イタリアが参加 スウェーデンに続く陣営拡大
◆先進技術導入のテンペスト
2018年に発表されたテンペストは、ステルス性能、レーザー兵器、ドローンのスウォーミング(群制御)技術などを搭載し、2035年の導入を目指している。テレグラフ紙の図説によると、複数の映像を表示するバーチャルコックピット、はるか先の目標を捉える先進の電子工学センサー、敵機のミサイルを誤誘導する次世代型のデコイなど、最先端のテクノロジーを搭載した戦闘機となる予定だ。
無人機として運用されるかは現時点で決定していないが、フィナンシャル・タイムズ紙は、ミッションに応じてどちらにも対応できる構成になるとの見方を伝えている。
ハイテク技術を盛り込んだ壮大な開発計画は、イタリアの傘下表明によりまた一歩実現性を高めた格好だ。