米海軍、最新鋭潜水艦「サウスダコタ」就役 攻撃力、ステルス性など強化

U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 1st Class Steven Hoskins / Wikimedia Commons

◆将来の強化計画も進行中
 バージニア級は、「サウスダコタ」の次に就役を控える18番艦「デラウェア」を最後に、次世代の「ブロックIV」に移行する。軍事情報サイト『Warrior Maven』は、その次の「ブロックV」に入っていく2020年代までには、トマホークミサイルを現在の12発から40発に増やすなど、攻撃力の大幅強化が計画されているとしている。

 同サイトはさらに、この新しいミサイル発射管は、トマホーク以降の新型ミサイルにも対応するほか、無人水中機の運用なども検討されているとしている。こうした性能向上案は、実用化に向けて既にテストが繰り返されていると、同サイトは開発関係者の話として伝えている。

「サウスダコタ」の名が冠された米軍艦はこれが3隻目。2隻目の戦艦「サウスダコタ」は、太平洋戦争で日本海軍と激戦を繰り広げた。

Text by 内村 浩介