【イスラム国の教訓(2)】明らかになる「外国人戦闘員」の実態

Mirwais Bezhan (VOA) / Wikimedia Commons

◆IS問題は女性や子供の人権問題を含む
 このように、ISに参戦する意志を持つ夫ともにシリアへ向かった妻や子供が母国へ帰国した場合、彼らをどう扱うべきかが今日大きな問題となっている。国内でのテロを警戒する治安当局は、彼らがISの過激なアイデンティティに染まっている恐れがあるとして警戒しているが、その妻たちの表情や言葉を聞く限り、決してそのような者ばかりではない。

 我々は新聞やメディアで日々「外国人戦闘員」という言葉を使ってきたが、それは本当に正しいのだろうか。ISの崩壊後徐々に明らかになるその実態を探っていくと、現実とそれなりのギャップがあると筆者は思う。ISという問題は、軍事的、政治的な問題だけでなく、このような女性や子供を含んだ人権という問題をも包含しているのである。

Text by 和田大樹

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